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ビオトープ

都市における人と生き物の関係の再生を目指します

都市型ビオトープ「再生の杜」は、都市における生物多様性向上を目指した自然再生技術の研究開発フィールドであるとともに、失ってはならない人と自然との関係性を都市においても再認識し、再生していくための技術を発想・発信していく場です。自然生態系・資源・生活環境の3つの再生をテーマとして実証実験を行っているほか、環境教育の場としても活用されています。

実験内容

都市の自然生態系の再生

  • 生態系ネットワーク評価
  • 緑の再生
  • 生物生息状況
  • 絶滅危惧生物保全

資源の再生・循環

  • 現地発生土の再利用
  • 廃タイヤを用いた浮島
  • 水質浄化

生活環境の再生

  • 微気象緩和
  • グリーンセラピー
  • 雨水流出抑制

施設の特徴

竣工
2006年4月
面積
全体 1,940m2(うち陸域1,060m2、水域650m2
導入生物
植物(木本106種、草本94種)
動物(魚類7種、貝類3種、甲殻類2種、両生類3種)
植生基盤
現地発生土と近在表土(埋土種子)の再利用
動物への干渉緩和のための地形(起伏)を造成
ゾーニング
水域から陸域へ植生が徐々に変わるエコトーン(遷移帯)を有し、水生植物から水辺林、草地、落葉樹林、常緑林などの植生をコンパクトに配置し、多様な生物生息空間を創出
ビオトープのゾーニング
ビオトープのゾーニング

実験例・成果例

10年間の生物生息状況モニタリングによる生物多様性向上の実証

  • 植物:植栽種、出現種の生育状況、樹木の生長の把握
  • 動物:導入種(魚類、貝類、甲殻類、両生類)と出現種(鳥類、トンボ類・チョウ類など昆虫類、水生生物)の生息状況把握
2006年 竣工直後のビオトープ
2006年 竣工直後のビオトープ
2016年 竣工から10年後のビオトープ
2016年 竣工から10年後のビオトープ

技術の開発と案件への展開

  • 生態系ネットワーク評価(UE-Net)
  • 自然景観シミュレーション(ビオナビ)
  • 埋土種子緑化技術
  • 絶滅危惧生物保全技術
都市生態系ネットワーク評価システム「UE-Net」 モズの生息適地ネットワークの可視化例
都市生態系ネットワーク評価システム「UE-Net」
モズの生息適地ネットワークの可視化例
参加型ビオトープ計画システム 「ビオナビ」によるアウトプット例
参加型ビオトープ計画システム
「ビオナビ」によるアウトプット例

環境認証

  • 「いきもの共生事業所」(いきもの共生事業推進協議会、ABINC)に研究施設として初めて認定(2015年)
  • 「社会・環境貢献緑地(SEGES)」(都市緑化機構)として「生物多様性保全につながる企業の緑100選」に選定(2010年)

環境教育の場として社会に貢献

  • 青少年を対象に環境について学習するビオトープの見学会を実施
ビオトープでの環境教育の様子
ビオトープでの環境教育の様子