安全衛生への取り組み

安全衛生管理基本方針

基本理念

清水建設は、人命尊重、人間尊重の理念にたち、企業活動のすべての面において働く人の生命と健康を守ることを最優先とし、安全文化を定着させ、安全で快適な職場環境を形成する。

目標

公衆災害及び死亡重篤災害“ゼロ”

目標達成のための方策

  1. 建設業労働安全衛生マネジメントシステムを運用し、リスクアセスメントによる予防型安全をさらに推進し、労働災害の継続的な減少を図る。
  2. 安全最優先のもとに、工事計画段階からダブルセーフティ等による安全設備の確保、施工手順の視える化を図り、安全と生産を両輪として事業活動を行う。
  3. 取引業者による自立型安全管理を促進し、災害防止協議会を活性化させ、当社と取引業者が役割と責任を明確にして災害防止を推進する。
  4. 事業者責任のもとに送出し教育をさらに充実させ、作業員の安全順守を徹底させて新規入場者の災害を撲滅する。
  5. 従業員教育において、安全衛生の管理者としての知識と行動力を習得させ、法令順守(ルール厳守)、災害防止の推進者として育成する。
  6. 健康障害要因となる粉じん、石綿等の暴露を根絶するため、安全な作業ルールを強化し、健康障害防止教育の徹底を図る。

当社では、当社と契約した全業者に「取引業者安全衛生管理要領」を配布し、取引業者の自立型安全衛生管理を促進しています。

安全衛生のパフォーマンスデータ

実績・目標・過年度の取り組み

KPI(重要評価指標) 2014年度実績 2015年度実績 2016年度実績 2017年度目標
安全衛生度数率 0.77 0.59 0.53 0.60以下

建設業労働災害防止協会は、清水建設名古屋支店の建設業労働安全衛生マネジメントシステム「コスモス」を新規に認定した。14支店中の1支店

2016年度の実績

安全衛生実績

安全衛生度数率は0.53と2015年度の0.59から改善し、「目標0.60以下」を2年連続で達成しました。

安全衛生度数率:100万労働延べ時間当たりの死傷者数のこと
全産業、建設業は休業1日以上(暦年集計)、当社は休業4日以上(年度集計)

安全衛生度数の推移
死亡災害
区分 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
当社従業員死亡件数(件) 0 0 0 0 1
取引業者の死亡件数(件) 1 4 3 2 1

2017年度の取り組み

基本に立ち返った安全管理の再徹底

部門が指定する危険作業などについて実態に即した作業計画を作成し、作業手順と安全ポイントを最前線の作業員まで周知した上で、PDCAをしっかり回していきます。

4つの重点施策

  • 墜落・転落災害の絶滅に向け、リスクを低減した安全な作業場所を確保し、安全帯の使用を徹底します。
  • 重機・クレーン関連災害の絶滅に向け、三点式重機やクレーンの転倒、車両系建設機械の逸走およびそれらとの接触を防止するための対策を徹底します。
  • 重量物などの倒壊災害の絶滅に向け、鉄骨やPCなどを取り扱う場合には安定性を確認した上で作業手順を厳守します。
  • 火災・インフラ損傷事故の絶滅に向け、引き続き「火なし工法」の採用を徹底し、インフラの見える化に取り組みます。

運用体制(責任、経営資源)

安全委員会

会社の安全衛生計画に関する事項、重大な災害・事故の再発防止対策に関する事項等に関して立案、審議するため、社内規程に基づき安全委員会を設置しています。
社長が取締役又は関連部門長のうちから委員を任命し、委員のうちから委員長を任命しています。

全社安全衛生委員会

労働安全衛生法による委員会を統括し、安全衛生管理、従業員の健康管理に関する事項等について審議等をするため、社内規程に基づき、全社安全衛生委員会を設置しています。
社長・副社長または安全環境本部長を委員長とし、会社・組合双方が委員となって開催します。

安全衛生に関する研修

入社年次、職能等に応じて、業務上必要な基本知識習得のため、階層別の基本教育を行っています。
2016年度の受講者数は以下の通りです。

教育の種類 対象 人数
新入従業員受入(雇入)研修 新入社員 268名
安全基礎研修 入社2~3年 138名
安全実務研修 入社4~5年 75名
統責者研修 入社6~7年 128名
安全環境管理講座 入社8~10年 74名

基本教育を補完するために、能力向上教育を行っています。
2016年度の受講者は以下の通りです。

教育の種類 対象 人数
工事長・主任研修 入社8年以上 1,316名

災害分析

労働災害等への対応は、次の手順で実施しています。

  1. 事故報告システムにより関係者で情報共有
  2. 安全スタッフを含めた災害調査の実施
  3. 調査・分析等に基づく、類似災害再発防止対策の立案、推進
  4. 必要に応じて社内水平展開の実施
  5. 災害データとして蓄積しリスクアセスメント等への活用および安全関係諸統計の整備
災害の型別内訳(休業4日以上)
災害の型別では、「墜落・転落」が最も多く、次いで「はさまれ」「飛来・落下」となりました。
「墜落・転落」災害の絶滅を重点施策に掲げ取り組んだ結果、災害件数が26件から14件に減少しました。

リスク評価

過去に発生した災害を、発生頻度と重大性を勘案したリスクアセスメントにより、リスクの高い工事を全社指定危険作業と定めて、重点管理をしています。
各支店も全社に準じた指定危険作業を定めて、重点管理をしています。
また、COHSMSをベースとして、PDCAサイクルをしっかり回すことで、リスクを低減し災害防止を図っています。

苦情処理メカニズム

安全衛生に関する苦情処理は以下で受け付けています。

社長自ら現場安全パトロール

毎年、全国安全週間および全国労働安全衛生週間を機に社長が現場安全パトロールを実施しています。

2017年度の現場安全パトロールの朝礼では「建設業にとって、品質と安全はどちらが欠けても成り立たない『安全なくして生産なし』という言葉をいま一度振り返り、互いに声を掛けあってルールを守ることを心掛けてほしい」との社長の挨拶がありました。

安全パトロールをする井上社長
安全パトロールをする井上社長
朝礼で挨拶する井上社長
朝礼で挨拶する井上社長

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