本館

本館

新しい働き方を実現するオフィスに必要な技術を実証します

本館は、「時間」や「働く場所」を自由に選べる、新しい働き方を実現するオフィスへと生まれ変わりました。デジタル技術を活用して働く場所と人を結び付け、研究員のパフォーマンス向上をサポートします。基本コンセプトは「長屋」と「井戸端」。長屋は個室やソロワーク席を中心とした、個人で集中する作業に適したスペースです。一方で井戸端には、オープンミーティング席などを配し、複数人で情報を共有する作業が快適に行える設えになっています。また、ロボットとの共生を前提にした動線や音環境などを設計し、相反する性質の空間を緩やかに繋げることを目指しました。

進化したフリーアドレス

働き方に応じて場所を自由に選択する考え方を取り入れ、長屋・井戸端をベースとした多様な働き方を可能とするレイアウトにより、斬新な着想や秀でた成果の創出を目指すワークプレイスを整備しました。

ABW
(アクティビティ・ベースド・ワーキング)

ABWとは仕事内容や気分などに合わせて、時間や場所を自由に選ぶ働き方を指します。一人ひとりが好きな場所で作業に集中し、ブレインストーミングしたり、資料を広げたりする作業では、必要に応じてオンラインの参加者も交えて集まることができるワークプレイスを実現しています。

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コミュニケーションの促進

カジュアルなミーティングや、セミナー・ワークショップが実施できるエリアを設けました。これにより自然に人が集まり、互いに刺激しあうコミュニケーションを促進します。

Spar(k)Ring.Café
(スパークリング・カフェ)

テントやウッドチップを敷き詰めた床、BGMの導入でカジュアルな雰囲気を、畳や枯山水、ハンモックでリラックスできる雰囲気を創出。気分転換やコミュニケーションのきっかけをつくります。

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研究開発の実証

執務スペースを活用し、新しい働き方を実現するオフィスの構築に向けた開発技術の検証を行います。高精度位置情報システムで得られた研究員やロボットの位置情報から人流や滞留を評価し、オフィスの活性化につなげます。また、DX-CoreおよびMobility-Coreとつながることで建物設備とシームレスに連動するサービスロボット活用の実証を通じて、時代を先取りする開発拠点を目指します。

DX-Core(ディーエックス コア)

建物内の建築設備やIoTデバイス、各種アプリケーションの相互連携を容易にする建物運用デジタル化プラットフォーム機能を備えた基本ソフトウェアです。

Mobility-Core(モビリティ コア)

施設・街区と自動運転車両・ロボット間の連携基盤として研究開発を進めてきた、自動運転プラットフォームを利用した建物設備と、各種サービスロボット・自動運転車を統合制御するシステムです。

高精度位置情報システム

研究員やロボットのタグから個々の所在をリアルタイムで認識し、研究員の所在や各ゾーンの空き状況などを可視化します。異なる専門分野の出会いを促し、コミュニケーション活性化に役立ちます。本システムを導入することで、フリーアドレスのメリットを最大化できます。

自動運転と位置情報システムの連携

DX-CoreおよびMobility-Core経由で得られる建物情報や研究員の位置情報を参照して、エレベータなどと連動しながら、来訪者やサービスロボットの安全な移動が可能な空間づくりの実証に取り組みます。

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