安全安心技術センター

地震・津波・豪雨などの自然災害から、暮らしと事業を守ります。

地震・津波・豪雨などの自然災害から、暮らしと事業を守ります

首都直下地震や南海トラフ・相模トラフの巨大地震など、大地震の発生が懸念されています。また、年々豪雨や台風など、気象災害による被害が増加しています。これらの自然災害から暮らしと事業を守るため、安全安心技術センターでは、ソフト(リスクを予測・診断する技術)、ハード(耐震・免震・制振など被害を少なくするための対策技術)、スキル(災害に対するレジリエンスを高める技術)の3つの観点から、研究開発に取り組んでいます。

ソフト(リスクを予測・診断する技術)

災害による被害を少なくするためには、まずリスクをよく知ることが重要です。地震動予測や津波解析、建物地震被害予測、豪雨時の氾濫予測、避難シミュレーションなど、独自の予測技術を開発し、さまざまな施設の精度の高いリスク評価に役立てています。

東北地方太平洋沖地震のシミュレーション(0:22)
三次元津波シミュレーション。津波が市街地を遡上する様子(0:42)

ハード(耐震・免震・制振など被害を少なくするための対策技術)

災害の状況や施設の条件により、多様な被害が発生します。各施設のニーズに即した提案ができるように、建物の揺れによる被害を低減する免震・制振技術、天井や設備の耐震化工法、津波対策技術など、多数の技術開発を行っています。

ビル全体を制振装置化し地震時の揺れを半減するシステム「BILMUS(ビルマス)」の概念図
ビル全体を制振装置化し地震時の揺れを半減するシステム「BILMUS(ビルマス)」
概念図
南海トラフを想定した従来制振(上)とBILMUS(下)の揺れ方(1:01)

スキル(災害に対するレジリエンスを高める技術)

災害の発生前後から迅速に状況を把握して対応することは、事業の早期復旧のためにとても重要です。地震発生直後では、緊急地震速報を活用した情報の配信や設備制御、モニタリングによる地震直後の建物健全性判定など、発災後のスムーズな対応を支援する技術を開発しています。また、台風や豪雨が接近する前から気象情報を自動で配信し、防災行動を促す「ピンポイント・タイムライン」のような、災害を未然に防ぐための技術も開発しています。

地震直後の建物健全性判定(安震モニタリング)
地震直後の建物健全性を判定する
安震モニタリング
風水害に備えた防災計画を支援する「ピンポイント・タイムライン」
風水害に備えた防災計画を支援する
「ピンポイント・タイムライン」

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