トップメッセージ

子どもたちに誇れるしごとを。

清水建設株式会社 取締役社長 井上和幸

“進取の精神”で、
事業構造・技術・人財におけるイノベーション、
DXへの取り組みを加速、
時代を先取りする価値を創造していきます。

当社は、1804年、江戸時代に創業し、その後の激しい時代を乗り越え、今年220年を迎えようとしています。この長い歴史の中で受け継がれてきたのが、創業者の清水喜助が大切にした「誠実なものづくり」への高い志と、「顧客第一」という考え方をベースにした時代を先取りしチャレンジし続ける“進取の精神”です。

当社は、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」の実現に向けて、中期経営計画〈2019-2023〉を新たな収益基盤の確立に向けた先行投資期間と位置付け、さまざまな投資を行うとともに、DXへの取り組みを推進してきました。現中期経営計画の最終年度となる今年度は、先行投資を通じて強化してきた事業基盤のもと、次期中期経営計画も見据えた事業活動を行っていきます。
また、現中期経営計画の基本方針で標榜した「ESG経営の推進」については、事業活動を通じて社会的責任を果たすことで、ステークホルダーの皆様からの信頼を高めるとともに、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に向けて取り組んでいきます。

従来から当社はさまざまな人財が活躍できる環境づくりに取り組んできましたが、2023年9月より、東京都江東区潮見に、イノベーションと人財育成の拠点として「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」をオープンしました。研究施設、体験型研修施設、歴史資料展示施設などで構成され、建設ロボットや構造・材料などの生産技術革新や先端技術開発、ものづくり人財の育成、技術の伝承の場として運用し、長期ビジョンで掲げた事業構造・技術・人財の三つのイノベーションを加速させていきます。

当社グループは、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で掲げている「スマートイノベーションカンパニー」を目指し、“進取の精神”のもと、変革・挑戦を続けていきます。「レジリエント」「インクルーシブ」「サステナブル」な社会の実現に向けて、時代を先取りする価値を創造することで、清水建設の新たな歴史をつくっていきたいと考えています。

一つひとつのしごとに情熱を注ぎ、子どもたち、さらにその先の子どもたちの時代に価値ある建造物や事業を築いていく。それが私たちシミズの「子どもたちに誇れるしごと」です。

2023年9月
清水建設株式会社
取締役社長
井上 和幸

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