建設の基盤となる構造技術や材料・施工技術の研究開発を推進します
建設基盤技術センターでは、「建設現場の生産性向上」と「施設の価値・品質向上」を2本の柱とし、建築物、土木構造物を建設する際に基盤となる架構技術、革新材料、地盤・基礎、内外装、防耐火など、幅広い分野の研究開発を通じて、安全で快適かつ、高品質な施設の実現に貢献します。
また、オープンイノベーションを広く推進し、サーキュラーエコノミーを見据えた建設材料の資源循環に関する研究開発に取り組んでいます。
建設現場の生産性向上
最近の建設業を取り巻く環境として、建設作業員の高齢化、人材不足が課題となっています。こうした課題を解決するため、建設現場の生産性向上対策として、鉄筋コンクリートと鉄骨のハイブリッド構造や高流動コンクリートなど、より少ない人数で効率的に施工が可能な構工法や材料の開発に取り組んでいます。
施設の価値・品質向上
施設の品質を確保し、長い期間にわたってお客様に安心して施設を利用いただくため、ひび割れが少なく美観にも配慮したコンクリートや、木材を利用した新しい建物構造、複雑な地盤に対応した最適な基礎構造など、高機能で信頼性の高い材料や構工法の開発に取り組んでいます。また、既存施設の機能を維持・向上させて有効活用するため、構造、材料などの総合的な視点で建物をリニューアルする技術の開発にも取り組んでいます。