高機能材料、サステナブル材料を開発します
2013年に完成した、高機能材料、サステナブル材料の研究開発拠点です。建設材料の多角的な性能評価技術の確立、安心・快適社会に貢献する先鋭的な高機能材料の開発や持続性社会を支える高度なコンクリート技術の開発などを行います。
材料実験棟には地震時の揺れを吸収するハイブリッド集中制震システム制震装置を適用しています。床面には乾燥ひび割れ防止性能を備えたコンクリート「ゼロシュリンク」を使用しています。材料特性実験フロアなどの床には静電気の発生を抑制する汎用型導電性塗床材「ケミクリートEQ」を塗布しています。
実験内容
- コンクリートの施工性、強度および耐久性評価に関する実験
- 各種材料のナノ~ミクロレベルの微細構造の分析・評価
- 高機能性材料や新素材の安全性、耐久性評価などに関する実験
- 内装材や設備材料からのアウトガスの測定および評価
- 建材の暴露試験
施設の特徴
コンクリート実験フロア
- ミキサー室、養生室、環境可変室、多目的実験スペース(強度)、恒温恒湿室など・・・コンクリートに関する評価
材料特性実験フロア
- 表面観察・X線回折室、化学機器分析室・・・材料の高度な分析が可能
- 実大生産実験スペース、建材強度試験室、耐久性試験室など・・・仕上材料および工法の検討
暴露実験場
- 各種暴露架台、気象観測装置など・・・建材の耐久性や汚れに関する評価
実験例・成果例
- ゼロシュリンク、アート型枠、充填シミュレーション、高性能繊維補強コン設計技術
- 導電性塗床、ナノ~ミクロレベルの微細構造の分析・評価
- 低アウトガス材料の評価、選定技術