さまざまなニーズに応えるクリーン環境を提供します
クリーンルーム実験棟では、気流・清浄度・温度などの検証実験、気中の化学物質の分析、建材からの化学物質の放散量の測定、再生医療に関連する細胞培養など、クリーン環境に関するさまざまな実験・評価を行います。
クリーンルーム実験棟には、地震対策技術として、クリーンルームの特性に合わせて開発したマルチステップ免震、高性能ダンパーを導入しています。
実験内容
- 細胞培養環境の最適化実験
- ロボットハンドを使った細胞培養の作業効率化実験
- クリーン空調システム開発実験
- 回復特性実験
- 発塵時の影響評価実験
- 温度分布検証実験
- 気中の化学成分の分析
- 除染システム実験
- 建材から放散される化学物質の分析
- ケミカルフィルタの寿命予測実験
施設の特徴
再生医療実験室 S-Cellラボ
再生医療の普及に伴い増大が見込まれる細胞培養施設の建設ニーズに対応した、培養環境のリアルタイム・モニタリングと培養プロセスについて統合的な実証が可能な研究施設です。
スーパーナノクリーンルーム
世界最高水準のクリーン度を実現し、水分制御も可能です。また、クリーン環境をさまざまなレベルに変化させることができるため、お客様のニーズに最適なクリーン環境の検証が可能です。
モックアップクリーンルーム
室内高さ14mと建設業界では最大のクリーンルーム。大型化する製造装置の実大模型を用いた実験が可能です。
バイオクリーンルーム
医薬品工場や医療施設などに必要なバイオ関連のクリーン化技術の実証実験が可能です。
化学実験室
クリーン環境下で各種化学実験を行うことができます。
機器分析室
ガスクロマトグラフ、イオンクロマトグラフやICP-MSなどを備え、クリーンルームの性能検証や不具合の原因調査などに迅速に対応します。
アウトガス実験室
各種サイズのチャンバーを備え、建材や家具などさまざまな部材から放散される化学物質を評価。ケミカル汚染対策やシックハウス対策をサポートします。
実験例・成果例
- タスク&アンビエントクリーン空調システム開発
- PAC方式タスク&アンビエントクリーン空調システム開発
- 置換クリーン空調システム開発
- クリーンルームBEMS開発
- ケミカル成分モニタリングシステム
- 高活性医薬品取扱い施設における薬塵封じ込め性能モニタリングシステム開発
- スーパーナノクリーンルーム開発
- 外気処理PACシステム開発
- S-PiCS(クリーン化技術を応用した無菌製剤アイソレータ)
- 低アウトガス材料開発(塗床材、シーリング材、ケーブル、コンクリートなど)