株主・投資家の皆様へ

井上 和幸

「お客様の期待を超える価値」を提供し、
持続的な成長と企業価値の向上を目指します

「お客様の期待を超える価値」を提供し、持続的な成長と企業価値の向上を目指します

株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

日本経済は、企業収益や雇用・所得環境の着実な改善を背景に、民間設備投資が増加するなど緩やかな回復傾向が続いております。このような中、当社の2017年度の業績は、連結経常利益1,241億円、当期純利益849億円となり、工事採算の改善などから2期連続で経常利益1,000億円を上回る好業績を達成することができました。今後もお客様の潜在的なニーズの発掘と、付加価値を訴求する技術営業を推進し、お客様の期待を超える価値を提供し続ける所存です。

その一方で、長期的には国内における新築工事の縮小懸念や、建設技能労働者の減少といった問題への対応が課題となっています。

新築工事の縮小懸念については、建設事業に次ぐ収益基盤の構築を目的にLCV(ライフサイクル・バリュエーション)事業本部を設立しました。今後需要の拡大が見込まれる建物・インフラのリニューアルおよび維持管理・運営や、脱炭素社会を見据えた再生可能エネルギー分野において、本業で培ってきた技術やノウハウを活かし、サステナブルな社会を構築していくための事業等を展開してまいります。

また建設技能労働者の減少に対しては、生産性向上に向けて、ICT(情報通信技術)の活用や建設ロボット開発への投資を一層進めるとともに、業界のリーディングカンパニーとして、協力会社と働き方改革に粘り強く取り組んでまいります。

さらに、事業を通じたインクルーシブな社会の実現を目指し、SDGs・ESG推進部を新設しました。SDGs・ESGは、当社が経営の基本理念とする「論語と算盤」にも通じ、これらを単なる社会的要請ではなく、ビジネスチャンスとしてとらえ、経営や事業活動に積極的に取り込み、実行してまいります。

このような施策のもと、当社は建設事業の深化とその周辺事業の拡大を図るとともに、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献することにより、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

株主・投資家の皆さまには、当社の成長と発展の過程を長期的な視点で見守っていただくとともに、一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

清水建設株式会社
取締役社長
井上 和幸