株主・投資家のみなさまへ

株主・投資家のみなさまには、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
平成30年度の事業活動の遂行にあたり、その経営方針と重点施策についてご説明させていただきます。

当社は、10年後のシミズグループとしてのあるべき姿を示す長期ビジョン「Smart Vision 2010」、5年間の方針を定める「中期経営方針」に基づき、向こう3ヶ年の経営戦略を示す「経営3ヶ年計画」を、毎年ローリング方式で策定しております。

中期経営方針2014(PDF:4.4MB)」に基づく2018年度を初年度とする「経営3ヶ年計画」は、国内建設事業を主な収益源の柱に据え、新たな事業領域にも収益基盤を確立していくための施策を打ち出す内容としております。その要旨は以下の通りです。

「経営3ヶ年計画(2018~2020年度)」(要旨)

経営方針

環境変化に迅速・果敢に対応し、建設事業の進化と新たな収益基盤の創出を推進するとともに、SDGs※1・ESG※2の観点を活かした経営基盤の強化と働き方改革を図り、シミズグループの持続的成長を実現する。

重点施策

  1. 品質・安全・工程管理の徹底を図り、生産性向上を通じて、更なる収益力強化を図る
    • 品質・安全管理のチェック体制の徹底による誠実なものづくりの実践
    • 確実な生産体制の構築及び将来を見据えた生産技術の開発による生産性向上の推進
    • 採算意識と挑戦意欲のバランスがとれた戦略的な営業活動の推進による事業競争力の強化
  2. 国内建設事業に次ぐ、社会・顧客に新たな価値を提供する事業を構築する
    • 建設、投資開発、エンジニアリング、LCV※3、本社部門が一体となったグローバル事業の推進
    • グループ企業との連携によるストックマネジメント事業の推進
    • サステナビリティ分野における事業化の推進
    • 将来に向けた戦略的な投資、新規事業創出
  3. コンプライアンス徹底と働き方改革を推進し、次世代に誇れる職場環境をつくる
    • 倫理・法令違反による不祥事の撲滅に向けた施策の実践
    • ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた、”一歩進んだ”働き方改革への挑戦
  4. ESGの観点から、企業価値の向上を図る
    • 実効のあるコーポレートガバナンスの推進、透明性・信頼性の高い経営の実践
    • ダイバーシティ経営の着実な推進(更なる女性活躍、障がい者雇用・活躍等)
    • CO2削減・生物多様性の保全に向けた一層の取り組み等、「攻め」と「守り」の環境経営の推進
    • 事業活動と連動したCSR活動の推進、社会貢献活動・ボランティア活動等への参画
  5. 自然災害等のリスクへの対応力を高め、安全・安心社会の実現に貢献する
    • 地震などの自然災害等に対するBCP対策の推進による顧客・地域社会への貢献
    • 防災・減災に向けた、インフラや施設の安全安心技術の更なる開発の推進
  1. SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年の国連総会で採択された2030年までの国際社会の共通目標で、貧困撲滅、エネルギー確保、気候変動対策など17目標が掲げられている。
  2. ESG:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとったもの。ESGに配慮する企業は長期的に見て成長可能性が高いと考えるESG投資が、機関投資家の間で広がってきている。
  3. LCV(Life Cycle Valuation):施設・インフラのライフサイクルにわたり、その価値を最大化するためにレベルの高い技術やサービスを提供することを意味する事業コンセプト。

以上のような取り組みを通じ、コーポレート・メッセージ「子どもたちに誇れるしごとを。」に込めた想いを、役員・従業員全員が日常の諸活動の中で実践し、震災復興、日本・国際経済の成長に寄与すべく、全力を尽くしてまいります。

株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後ともなにとぞ相変わりませぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

清水建設株式会社
取締役会長  宮本 洋一
取締役社長  井上 和幸

おすすめコンテンツ