マテリアリティ(重要課題)

当社は、社会や環境の持続可能性(サステナビリティ)を強く意識した事業活動を推進しています。
持続可能な未来社会の実現に向けて、以前より、ESG課題とESG重要管理指標を設定し、戦略的に事業活動を推進してきましたが、最新の社会動向を踏まえて、2022年5月に当社として取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を改めて特定しました。
これにより、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」「中期経営計画<2019-2023>」の達成、並びに企業価値向上とSDGs達成への貢献を目指していきます。

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティの特定にあたっては、社内で組織横断的なワーキンググループを組成し、また外部の専門家の意見も参考にしながら検討しました。

STEP1:社会課題の抽出

ワーキンググループにおいて、GRIスタンダード、GC10原則、SDGs、ISO26000、TCFD等の国際基準を参考にしながら社会課題を抽出

STEP2:社会課題の検討とマテリアリティの抽出

抽出した社会課題を、「社会への影響度」と「自社にとっての影響度」の二つの側面から重要度を検討
長期ビジョン、中期経営計画等との整合、リスク・機会要因の分析結果、およびこれまでのESG重要管理指標との継続性などを考慮して、マテリアリティを抽出
抽出したマテリアリティを、7つのカテゴリーに分類して整理

STEP3:主な施策と指標の検討

抽出したマテリアリティに関わる主な施策と指標を検討
指標は、目標値が定められるものを重要管理指標、計測管理を行うものを重要計測指標とする

STEP4:マテリアリティの特定

SDGs・ESG推進委員会(委員長:社長)での審議を重ねて、経営会議の場で最終審議を行い、マテリアリティを特定

特定したマテリアリティ

特定したマテリアリティは、7つのカテゴリーに分類しています。
1~3のカテゴリーは、事業を通じて積極的に課題解決を図り、社会に貢献することができるマテリアリティ、3~7のカテゴリーは、事業の推進や経営基盤強化につながるマテリアリティです。
また各カテゴリーに関連するSDGsの目標も示しています。

主な施策と指標

1.安全・安心でレジリエントな社会の実現

地震や巨大台風、豪雨などの自然災害リスクが高まる中、生活と事業を災害から守ることが求められています。強靭な建物・インフラの構築を通じて、安全・安心でレジリエントな社会の実現に貢献していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
強靭な社会基盤の構築 防災・減災への対応 防災・減災への対応件数
災害復旧の対応状況
(大規模災害が発生した場合)
建物とインフラの長寿命化 建物とインフラの長寿命化への対応 リニューアル工事の受注件数
インフラ更新工事の受注件数

2.健康・快適に暮らせるインクルーシブな社会の実現

高齢化や人口減少、都市化などの急速な社会変化が進む中、誰もが安心して快適に暮らせる社会が求められています。人に優しい施設やまちづくりを通じて、健康・快適に暮らせるインクルーシブな社会の実現に貢献していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
快適なまちづくり デジタルを活かした快適な空間・サービスの提供 DX-Coreの導入件数
・提案件数
Well-being対応 Well-beingの提供 Well認証の受託件数 2022年:7件以上

3.地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現

地球温暖化や森林破壊、海洋汚染などが深刻化する中、次世代に豊かな地球を残すことが求められています。環境負荷低減を目指す企業活動を通じて、地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
脱炭素 事業活動におけるCO2 排出量の削減 建設事業におけるCO2 排出量(2017年度比)削減率 2023年:10%以上
Scope1+Scope2のCO2 排出量(2017年度比)削減率 2023年:10%
2030年:33%
2050年:100%
ZEB化の推進 ZEB認証の取得件数
再生可能エネルギーの普及・促進 運営事業による再生可能エネルギー発電量 2030年:累計300MW
投資開発保有物件における再生可能エネルギー導入率 2030年:100%導入
資源循環 4R活動の推進 建設副産物の最終処分率 2022年:3.7%以下
木質建築の普及・促進 木造・木質ハイブリッド構造の施工件数
自然共生(生物多様性の保全) グリーンインフラの推進 生物多様性の定量評価実施件数 2022年:10件
環境汚染防止 環境コンプライアンスの徹底 重大な環境不具合件数 2022年:0件

4.誠実なものづくりの推進

先端テクノロジーの急速な進展、デジタル社会の到来などダイナミックな環境変化が起きている現代においても、創業以来培ってきた「誠実なものづくり」に対する高い志を持ち、真摯なものづくりを実践していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
生産性の向上 デジタル化による効率的な生産体制の構築 建設事業における生産性(2016年度比)向上率 2023年:20%以上
最適品質の確保 顧客満足度の向上 CS(顧客満足)調査の実施件数
サプライチェーンの強化 CSR調達の推進 サプライヤーのCSR調達ガイドライン適合率
建設技能労働者の処遇改善、人財育成 清水匠技塾の受入人数
労働安全衛生の徹底 安全衛生管理の向上と労働災害防止活動の推進 安全衛生度数率 2022年:0.57以下

5.時代を先取りする新しい技術と価値の創造

創業から引き継がれる、時代を先取りしてチャレンジしていく「進取の精神」により、多様なパートナーとの共創を通じて、技術開発基盤の構築とオープンイノベーションの活性化を行い、持続可能な社会の実現に向けた技術開発を推進していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
先端技術開発 安全安心、快適で持続可能な社会の実現に向けた技術開発の推進 研究開発費 2022年:160億円
新たなビジネスモデルの創出 オープンイノベーションの活性化 他社・他分野との事業連携状況

6.次世代を担う人財の育成と働きがいの追求

デジタル化・グローバル化と社会が大きく変容している中、多様な個性と価値観を持つ人財を受け入れ、イノベーションを生み出します。次世代を担う人財を確保・育成するとともに、多様で柔軟な働き方の定着と働きがいのある職場環境を実現します。また、人権尊重の企業文化の確立に取り組みます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
働きがいのある職場環境づくり 健康でいきいきと活躍できる職場の構築 従業員の働きがい指数 2023年:4.0以上
ダイバーシティ&インクルージョン ダイバーシティ経営の推進 女性管理職の割合
(女性管理職数/総管理職数)
次世代を担う人財育成 グローバルに通用し、改革を率先するリーダー人財の育成 リーダー人財育成に資する戦略の進捗
人権の尊重 人権デュー・ディリジェンスの実施 人権デュー・ディリジェンスの進捗

7.「論語と算盤」を基本に据えた経営基盤の構築

社是「論語と算盤」の下、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、全役員・従業員が高い倫理観に基づいた行動を実践し、コンプライアンス経営に注力していきます。

マテリアリティ 主な施策 重要管理指標/
重要計測指標
目標
リスクマネジメント リスクマネジメントの徹底 重大な法令違反件数 2022年:0件
コンプライアンスの徹底 企業倫理の浸透とコンプライアンスの徹底 「論語と算盤」を基本に据えた企業倫理研修等の施策の進捗
情報セキュリティの強化 情報セキュリティ施策の浸透と定着 重大な情報セキュリティ事故件数 2022年:0件

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