維持・保全のカギ「大切な施設を、長く大切に扱う」

施設を長く使っていくには、時代の流れによる陳腐化を防がなければいけません。長く使うことを念頭に置いた計画、
長く使える材料、適切なメンテナンスがカギになります。

長く使える施設を造る

施設建設には大きな投資を伴いますから、完成した施設は多くの場合、長期に渡って使うことが前提になります。長く使うには劣化の少ない材料と将来的な使い方の変化を想定した計画的配慮が不可欠です。例えば設備増強や用途変更で積載物が増えれば、コンクリートはその増えた荷重を含めて躯体を支えなければなりませんし、天井裏スペースは増えた設備機器をしまい込む必要があります。将来を見越した計画策定、材料選定が施設の寿命に影響します。

100年近く前に建てられた建物が今でも現役

施設を最適な状態に保つ

ハード的に長く使える施設であっても、放ったらかしでは、本来の寿命を全うできません。適切なメンテナンスで施設の状態を保つことが大切です。インフラの定期点検はもちろんですが、水回りや外壁など日常的に使用していく中で劣化したり、汚れたりする部分を見つけ、丁寧に対処することが、施設を長く使うポイントになります。

見えないところの劣化も調査・診断

必要な修理・修繕を速やかに行う

劣化や汚れが一定以上のレベルに達した時に修理、修繕を速やかに行うことも、長く使う上で大切になります。まずは、修理、修繕が必要な場所を見極めること。例えば外壁タイルでは、経年劣化による剥落を避けるために、目視では分からない割れや浮きをいち早く見つけ出すことが重要です。

ロボットで壁を診断

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