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ZEBへの挑戦

ZEBで変える日本の未来

ZEBで変える日本の未来

生長の家"森の中のオフィス"

ZEBへの挑戦ZEBで変える日本の未来

ZEB(ゼブ:ゼロ・エネルギー・ビル)。
それは、年間のエネルギー消費量が実質ゼロとなる建築物。
地球温暖化が進む中、限りなく環境にやさしいZEBの普及こそが、持続可能な社会実現への切り札となるー。
シミズは、徹底した省エネルギーと新たな創エネルギー・蓄エネルギーへの取り組みにより、ZEBの実現に向けた挑戦を続けています。

COP21で掲げた高い目標

2015年に開催された「国連気候変動枠組条約第21回締結国会議(COP21)」において、2020年以降の法的枠組みを定めた「パリ協定」が採択されました。日本は、温室効果ガス排出量を2030年度に2013年度比で26%削減するとの目標を提出しました。その中で政府は、ビルや住宅などの建築物におけるエネルギー消費に関わる「業務その他部門」と「家庭部門」の温室効果ガス排出量を、それぞれ30年度に13年度比で約40%削減することを目標としています。
この極めて高い目標は、ZEBの普及・推進なくして達成することはできません。

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業界に先駆けZEBを実現

業界に先駆けてZEBに取り組んできたシミズは、2003年に竣工した当社の技術研究所本館において、1990年度比で温室効果ガス排出量43%削減を実現。
2012年に竣工した本社は、輻射空調システム※1などさまざまな省エネ技術のほか、太陽光発電パネルなどの創エネ技術を導入した都市型超環境オフィスビルであり、海外で取得した温室効果ガス排出権CDM(クリーン開発メカニズム)を使用することで、大規模ビルとしては国内初のカーボン・ニュートラル※2に認定されました。
そして、2013年に設計施工で竣工した生長の家“森の中のオフィス”では、日本で初めてのZEBを実現しました。

※1 輻射空調システム
従来のように空気を対流させて冷暖房をするのではなく、冷温水により天井面(壁面、床面のこともある)を冷やしたり、温めたりして空間全体を冷暖房するシステム。
※2 カーボン・ニュートラル
事業活動などから排出される温室効果ガス排出総量の全部をほかの場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)する取り組み。
清水建設本社
清水建設本社
技術研究所本館
技術研究所本館

日本初のZEB 生長の家“森の中のオフィス”

生長の家“森の中のオフィス”が位置するのは、年間日照時間が平均2,100時間と全国平均に比べて長く、木質バイオマス資源の豊富な山梨県北杜市。
この地域特性を活かし、太陽光発電パネルを屋根全体に設置し、年間消費電力の約60%をまかなっています。また、木質チップのガス化コジェネレーションシステムや、木質ペレットボイラを活用するなど、地域の資源を活かしてエネルギーを創出しています。

太陽光発電パネル
太陽光発電パネル
バイオマスガス化コジェネレーション
バイオマスガス化コジェネレーション
森の中のオフィス
分木束方式の生長の家"森の中のオフィス"

自然エネルギーを最大限に活用

建物は、敷地の高低差を利用したスキップフロアの分棟構成とすることで、自然通風を最大限に活用して冷房を不要にしました。また、自然採光利用により晴天時は人工照明がほぼ不要に。さらに、高断熱化を図り、床下砕石蓄熱を併用した太陽熱集熱システムにより暖房エネルギーの60%以上をまかなうなど、省エネ化を図っています。

自然エネルギーを最大限に活用

マイクログリッドによる電力最適制御

自然エネルギー利用の太陽光発電と再生可能エネルギー利用のバイオマスガス化コジェネレーションシステムによる発電電力を、大容量リチウム蓄電池の充放電を併用して電力の安定制御を行うマイクログリッドシステムを構築。気象や施設の稼働状況データに基づいた、無駄のない電力予測制御で省エネを実現しています。

マイクログリッドシステム
マイクログリッドシステムの見える化

ZEBの推進が未来を変える

現在、シミズが設計施工を担当したすべての建物は、基準値より平均で約20%の省エネを達成しています。
今後はさらに目標値を上げ、2020年には50%の省エネを目指して技術開発を進めています。まだZEB化が実現していない中高層建築物についても、これまで以上の高性能化と快適性の向上を実現すべく取り組んでいます。
ZEBで日本の未来を変えるー。
次世代により良い環境を残すため、シミズの挑戦は続きます。

ZEBの推進が未来を変える

Column

ZEBの定義

ZEBとは、建築計画の工夫や技術によってエネルギー消費を極力小さくする一方、太陽光発電などによってエネルギーを自給し、トータルのエネルギー消費量の削減を目指す建物のこと。
削減するエネルギー消費量の割合によって、3段階に分類されています。

ZEB 100%以上の削減
Nearly ZEB 75%以上の削減
ZEB Ready 50%以上の削減

ZEBの一般化を国が後押し

国は、2014年に閣議決定した「エネルギー基本計画」において「2030年までに新築建築物の平均でZEBを実現することを目指す」とする政策目標を打ち出し、ZEBに近い省エネ性能を備えたビルの普及を後押しする補助金も予算化しています。これまで省エネ化が進んでいなかったオフィスビルや店舗などへの対応を進めていくうえで、追い風となっています。

日本で初めてZEBとしての第三者評価を取得

2016年2月に当社の設計施工で完成した木造建築「生長の家 茨城県教化部新会館」(茨城県笠間市)は2016年11月に、国土交通省の建築物省エネルギー性能表示制度(BELS:Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)に基づく、ZEBとしての第三者評価を取得しました。ZEBに関する評価・認証は2016年4月1日から始まったもので、これが第1号の認定となります。
本建物では、建築物の高断熱化と高効率機器の採用、太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの導入と組み合わせ、実質的なエネルギー削減率を108%まで高めました。

生長の家 茨城県教化部新会館