【イベント報告】「教員の民間企業研修」を開催

2024年7月29日、30日の2日間、一般財団法人経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」の受け入れを行いました。
当研修は、学生の夏休みにあたる期間中に小・中・高等学校の教員を招き、企業の事業活動に対する考え方や実務内容、人財育成、SDGsへの取り組みなどについて理解を深めてもらい、今後の学校運営に活かしていただくことを目的としています。当社は2012年から受け入れを開始し、11回目となる今年は、東京都武蔵野市の小・中学校の教員5名が参加しました。

当社の事業やSDGsの取り組みについて紹介する講義に加えて、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」や、開発技術の実証や情報発信の場である「技術研究所」といった自社施設の見学も行いました。
NOVAREでは、「NOVARE Hub」を見学し、イノベーションを推進させる創造の場となるようさまざまな工夫が施されたオフィスを紹介。また、実寸大モックアップなどにより、ものづくりの精神を体感できる「NOVARE Academy」では、建設業やものづくりの魅力について理解を深めてもらいました。

参加者は、千葉県市川市にある東京外環自動車道京葉ジャンクションGランプ工事の現場も見学しました。
本工事は、京葉道路と東京外環自動車道を接続する京葉ジャンクションにおいて、新たに連結道(ランプ)を構築する工事です。
現場見学会は、参加者にとって普段足を踏み入れることのできない工事現場を見学することができる貴重な機会となりました。また、本現場では、BIM/CIM(3次元モデル)やVRなど最新技術を積極的に導入しており、現場見学後、参加者に現場周辺の様子をVR体験してもらいました。

NOVARE施設内で講義を実施
NOVARE施設内で講義を実施
NOVARE Academyでモックアップを見学
NOVARE Academyでモックアップを見学
現場見学会の様子
現場見学会の様子
現場周辺をVR体験
現場周辺をVR体験

また、教員の方々と当社従業員を交えた意見交換会を実施。
「ワークライフバランス」や「仕事のやりがい」などについて議論し、職種や職場環境が異なる相手の立場や意見を共有することで、各々の「気づき」につなげてもらいました。

参加者からは、「研修で学んだ内容を学校教育の場でも活用していきたい」「清水建設の未来を見据えた取り組みや姿勢に感銘を受けた」「民間企業では企業価値を図る指標があるように、『学校の価値』を図る指標があっても良いのではないか」などの感想が寄せられました。

今回の研修で学んだことを今後の学校運営に活かすとともに、次世代を担う子どもたちへ建設業の魅力を伝えていただけることを願っています。

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