SDGs達成に向けて

建築物の木質化で新しい価値を創造する

建築物の木質化で新しい価値を創造する

SDGs達成に向けて 建築物の木質化で新しい価値を創造する

当社初となる木質ハイブリッド構造の免震中層共同住宅「アネシス茶屋ヶ坂」

地球温暖化への対応が喫緊の課題となっている中、CO2削減やSDGsの目標達成という観点から、「木材」に大きな注目が集まっています。
法改正や補助制度の充実が“建築の木質化”の追い風となっている今日、シミズの木質建築の取り組みについて紹介します。

シミズの木質建築と木とのかかわり

建築に木を取り入れることで、環境と人にやさしい木質建築を目指します。

シミズとつくる木質建築

シミズは、今から約220年前の文化元年(1804年)に、初代 清水喜助が神田鍛冶町に居を定めて、宮大工として創業したことに始まります。
その伝統技術は、創業以来連綿と続き、常に新しい時代の伝統木造建築を目指して数多くの実績を残してきました。

初代 清水喜助
初代 清水喜助
初代・二代清水喜助による穴八幡宮随身門
初代・二代清水喜助による穴八幡宮随身門
再建された隨神門
再建された隨神門

また、東京木工場では、明治17年(1884年)の開設以来、職人が木工技術を磨き、その技を伝承してきました。
大手建設会社で唯一、木に関する高い技術と技能がある工場を有しています。

開設当初の東京木工場(江東区木場)
開設当初の東京木工場(江東区木場)

シミズのオリジナル木質建築技術

従来、木造建築の主体は低層建築でした。これを中大規模建築へと普及拡大するには、地震や火災への対応が必要です。
これらの課題を解決するため、当社は新しい木質ハイブリッド技術を「シミズ ハイウッド®」シリーズとして開発しました。

「シミズ ハイウッド」は、木質部材を適材適所に使用し、建物を最適に木質化することを目指した木質ハイブリッド技術です。中大規模の木質建築に求められる高い耐震性、耐火性を満たすとともに、意匠性、施工性、経済性に優れた建築を実現します。お客様のニーズに対応可能な技術メニューを展開しています。

「シミズ ハイウッド」シリーズ

「シミズ ハイウッド®」シリーズ

※シミズハイウッドとスリム耐火ウッドは、清水建設の登録商標です。

木のぬくもりに包まれた住まい「アネシス茶屋ヶ坂」

近年のシミズの木質建築の事例を紹介します。
まずは、2018年度国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択された「アネシス茶屋ヶ坂」。名古屋市の住宅街に位置する当社社宅の建て替えで、木質ハイブリッド構造の免震中層共同住宅です。

※サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)…先導的な設計・施工技術の普及と低炭素社会の実現に貢献するため、住宅・建築物の木造化に係る リーディングプロジェクトを支援するもの。

木のぬくもりに包まれた住まいを目指し、構造体や内外装の仕上げ材として約220m3の木材を使用しました。建物長辺方向の外周に「スリム耐火ウッド」を初採用。また、構造体に「シミズ ハイウッド」を採用し、耐震性、耐火性、居住性を確保しました。各住居内に配置したCLT(直交集成版板)耐震壁は、間仕切り兼仕上げ材としても機能。耐震壁と内装仕上げ材にも木材を使用し、木質ならではの居住空間を演出しました。

建物長辺方向の外周には「スリム耐火ウッド®」を採用
建物長辺方向の外周には「スリム耐火ウッド」を採用

柔らかい自然光を採り込んだオフィス「清水建設 北陸支店」

2021年4月に竣工した当社北陸支店社屋では、「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)」を実現し、水素エネルギー利用システム「Hydro Q-Bic」を設置するなど、最先端の省エネルギー技術の採用に積極的に取り組みました。
執務室の天井は日本の伝統的な建築様式に見られる、角材を格子に組んで天井を構成する「格(ごう)天井(てんじょう)」を想起させるデザイン。これは、木材で鉄骨梁を被覆した耐火木鋼ハイブリッド梁「シミズハイウッドビーム」により構成されます。木材には石川県木である能登ヒバを採用し、伝統との融和と地産地消の推進に貢献しています。

シミズ ハイウッド ビームで構成した北陸支店新社屋の格天井
シミズ ハイウッド ビームで構成した北陸支店新社屋の格天井

天窓から採り込んだ柔らかな自然光が格天井の間から差し込み、執務室の奥まで明るい新社屋。木のぬくもりと香りを感じられる、快適なオフィス空間を実現することができました。

木に囲まれた空間「第一生命、東邦銀行 オフィス兼銀行店舗ビル」

宇都宮市に位置する、生命保険、銀行業界初の中層木造オフィス。さまざまな耐火技術、木材技術を採用し、構造体や内外装の仕上げ材に木材を用います。木に囲まれた空間とすることで、施設利用者のQOL向上や健康増進を意図しています。
また、福島県産や栃木県産を主とした地産木材の活用を通じて、地方創世や地域活性化への貢献も目指しています。

※“Quality Of Life”の略。物理的豊かさだけでなく、精神面を含めた豊かさを意味します。

2022年9月に竣工予定
2022年9月に竣工予定

木質ハイブリッド構造による中高層オフィスビル(計画中)

木質ハイブリッド構造による中高層オフィスビル(計画中)

東京都中央区京橋二丁目において、第一生命発注の木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの新築計画の検討に着手しています。主要構造部の柱・梁の一部に木材を使用(1,000m3程度)。木造ハイブリッド構造の採用により、同規模の鉄骨造の賃貸オフィスビルと比べ、建設時のCO2排出量を20%以上削減します。木材使用により、施設利用者や近隣環境に木の魅力を発信するとともに、施設利用者のQOL向上や健康経営にも寄与します。

東京都中央区京橋二丁目において、第一生命発注の木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの新築計画の検討に着手しています。主要構造部の柱・梁の一部に木材を使用(1,000m3程度)。木造ハイブリッド構造の採用により、同規模の鉄骨造の賃貸オフィスビルと比べ、建設時のCO2排出量を20%以上削減します。木材使用により、施設利用者や近隣環境に木の魅力を発信するとともに、施設利用者のQOL向上や健康経営にも寄与します。

木質ハイブリッド構造による中高層オフィスビル(計画中)

シミズは、今後も木質建築の普及推進活動に全社的に取り組み、次世代のサーキュラー・エコノミー(循環型経済)への変換の契機とし、脱炭素社会の未来につなげたいと考えています。

記載している情報は、2021年10月5日現在のものです。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

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