【イベント報告】「楽しい!」からはじめよう『みんなのスポーツ』パラスポーツ体験会in十日町

2022年9月24日、新潟県十日町市の十日町市総合体育館で「楽しい!からはじめよう『みんなのスポーツ』パラスポーツ体験会 in 十日町」を開催し、地元の小学生など80名が車いすバスケットボールを体験しました。
この体験会は、障がいの有無にかかわらず、誰もがスポーツに親しむことのできる素晴らしさを知り、パラスポーツを通じて子どもたちの未来における共生社会の推進の一助とすることを目的とするもので、当社とNPO法人STANDとの共催で実施しました。(協力:NPO法人ネージュスポーツクラブ、新潟WBC、十日町アクティブスポーツ、新潟県障害者スポーツ協会、新潟県障害者交流センター 後援:十日町市教育委員会)車いすバスケットボールの体験会は、2019年に愛媛県今治市で行われたパラスポーツ体験会以来、3年ぶりの開催となります。

最初に、宮島徹也選手(車いすバスケットボール 東京2020パラリンピック大会銀メダリスト)とNPO法人STAND代表理事伊藤数子氏によるトークショー「東京2020パラリンピックのレガシー」が行われました。
東京2020パラリンピック大会のエピソードでは、これまで勝ったことがなかったイギリスに準決勝で勝利したことや、惜しくも負けてしまったアメリカとの決勝戦での、白熱した試合の状況や応援してくれた家族の様子など、選手目線でのお話をしていただきました。今回の東京2020パラリンピック大会では、銀メダル獲得によって車いすバスケットボールの魅力を多くの人に知ってもらう絶好の機会となったとも語られ、次回のパリ大会での勝利を約束してくれました。東京2020パラリンピック大会の車いすバスケットボールで獲得した銀メダルを披露する場面では、参加者から熱い視線が向けられました。

トークショーの様子
トークショーの様子

車いすバスケットボールの体験では、新潟WBCのキャプテンの松永選手に講師を務めていただきました。参加者はチームに分かれた後、車いすで進む、止まる、カーブを曲る、バックするといった基本操作やシュート練習を行い、いよいよゲームへ。車いすに座った状態のシュートでは、なかなかリンクまでボールが届かないため、一本のシュートが入ると参加者から大きな歓声が上がりました。また、ゲームの途中からは宮島選手も参加。華麗な宮島選手のボールさばき、力強いプレーに興奮がとまらない様子でした。

宮島選手とゲームを楽しむ子どもたち
宮島選手とゲームを楽しむ子どもたち

体験会終了後には子どもたちに、各体験会からリレー形式で引き継がれている「夢宣言フラッグ」に将来の夢を書き込んでもらいました。このフラッグは、前回の今治体験会から引き継がれたもので、3年ぶりのリレーとなりました。子どもたちの夢がいっぱいに書き込まれたフラッグが完成し、パラスポーツ体験会in十日町は幕を下ろしました。

自らの夢を書き込む子どもたち
自らの夢を書き込む子どもたち
参加者全員笑顔でポーズ
参加者全員笑顔でポーズ

引き続き、全国各地でパラスポーツのイベントを開催し、東京パラリンピックのレガシーや共生社会の実現に向けて尽力していきます。

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