【イベント報告】新たな「木育活動」のかたち

東京木工場(東京都江東区)では、「木育活動」を全国各地で行っています。当活動は木に対する親しみや木の文化への理解を深め、子どもたちへ木の魅力を伝えることを目的としています。
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、多くの「木育活動」のイベントが中止・延期となりました。対面でのイベントが自粛される中、東京木工場では、新たな様式での「木育活動」をスタートさせました。
2020年8月18日、石巻市蛇田公民館(宮城県石巻市)において「『環境市民講座』自然・環境について学ぼう!」の木育講座プログラムを、東京木工場とオンライン中継で結ぶ「リモート木育」にて開催しました。

東京木工場と現地をオンラインで中継
東京木工場と現地をオンラインで中継
東京木工場からの配信の様子
東京木工場からの配信の様子
完成した作品を手にする参加者
完成した作品を手にする参加者

また、当社は、2013年度から毎夏、東京都中央区地域家庭教育推進協議会主催の「おやじの出番!『木工教室』」に、東京木工場の若手社員が指導員として参画しています。
今年の夏は延期となりましたが、地域の皆さんが親子の絆を深め、笑顔を増やしてほしいとの想いから、中央区の関係者の方々と一緒に企画しながら、「安全・安心」に楽しむことが出来る木工教室を10月10日に開催しました。

社会的距離を確保したデモンストレーション
社会的距離を確保したデモンストレーション
木工製作の様子
木工製作の様子

参加者の人数制限、通気性を良くした会場での開催、そしてこまめな消毒はもちろんのこと、指導員によるデモンストレーションを大型スクリーンに映写、材料は事前にレーザー加工を施し、容易に製作できる等の工夫を凝らして、指導員と参加者が社会的距離を確保できるように実施しました。
コロナ下においても、ものづくりの楽しさと木の温かみを親子一緒に体感いただけるイベントとなりました。

今後も運営方法を検討しながら、ウィズコロナ・アフターコロナにおける新しい「木育活動」のかたちを見出し、地域の皆様に貢献できる活動を続けていきます。

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