けんせつ小町

けんせつ小町

2014年8月、日本建設業連合会は、建設現場での女性の活躍を後押しする取り組みの一環として、「なでしこ工事チーム」の登録制度を創設。 2014年10月には建設業で活躍する女性技術者・技能者の愛称を「けんせつ小町」に決定しました。

その後「けんせつ小町」の認知度が高まってきたことから、平成28年1月より「なでしこ工事チーム」の名称が「けんせつ小町工事チーム」に変更されました。 当社も、建築、土木それぞれの現場でチームを登録し、さまざまな取り組みを行っています。全国各地で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開催するなど、建設業の魅力のアピールにも努めています。

けんせつ小町の活動

これまでに活動してきたチーム、開催したイベントをご紹介します。

2021年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度

2021年度

かわにしこまち愛し隊(ICT) (活動中:2021年4月~2023年4月)

なにわ小町

かわにしこまち愛し隊(ICT)では、ドローンやGNSS(衛星測位システム)、 AR・VRなどの最先端技術を扱い、女性職員が技術者・プレゼンターとして重要な役割を担っています。

女性が働きやすい環境の整備

  • 事務所内に女性専用休憩所を設置。
    休憩所内は更衣室だけでなく、シャワールームや洗濯機、リラックスができる畳コーナーなどを完備。
  • 工事現場内に清潔な女性専用トイレを設置。
  • 女性専用宿舎の各部屋にバス・トイレ・洗面台の3点セパレートを完備。
広々とした女性専用休憩所

取り組み

  • 様々な見学会の対応や広報活動を積極的に行い、建設業の女性活躍の理解を広め、建設現場がより魅力的なフィールドとなる取り組み。
  • 「ICT-Full 活用工事」の最前線で女性技術者がプレゼンターとして活躍。
視覚に障がいのある方を対象とした見学会

その他

2019年度

けんせつ小町活躍現場見学会2019を開催

けんせつ小町活躍現場見学会2019

2019年8月21日、愛知県刈谷市にあるトヨタ紡織株式会社 体育館建設工事及び神明寮改修工事の現場で、けんせつ小町活躍現場見学会を開催しました。同見学会の開催は当社では4回目ですが、首都圏以外での開催は初めての試みです。
女子小中学生とその保護者など25名の参加者へ、建設現場ならではの魅力を現場見学やおしごと体験を通じて知ってもらうことを目的として開催しました。

主なプログラム

けんせつ小町からの工事概要説明の後、現場見学へ出発。現場内では、実際の工事現場の見学はもちろん、おしごと体験コーナーも設置されており「壁の塗装体験」「記念樹植樹体験」といった将来に渡って形が残る体験は特に好評でした。「バックホウ試乗体験」は、初めて乗る重機に少しだけ緊張しながらも笑顔で記念写真を撮影する子どもたちの姿が見られました。
建物をつくる材料を実際に触りながら行う「クイズ!建材重さくらべ」では、いくつもの建材を交互に持ち替え、真剣な面持ちで問題に挑戦。全問正解者に大きな拍手が送られました。
「けんせつ小町への質問コーナー」でも、仕事のやりがい・なぜ建設業を志したのかという質問にけんせつ小町たちが答えました。
参加者アンケートでは「将来建設業で仕事をしたい」と書いてくれた子どもたちも。将来、「けんせつ小町」として活躍する姿で再び会えることを楽しみにしています。

壁の塗装体験
記念樹植樹体験
集合写真撮影

2018年度

なにわ小町 (活動終了:2018年5月~2019年7月)

なにわ小町

工事係員5名中3名が女性の現場です。
子育て中、新婚のメンバーもおり、勤務時間が限られている中で、書類の削減、段取りを良くして手戻りを減らす、打ち合わせを端的にする等の工夫を重ねながら、時短を目指しながらもチームで現場を盛り上げました。

主な取り組み

  • 各自、各担当が決まっているが、情報を常に共有しておくことで、急な帰宅等に備える
  • 研修や現場内の交流会を定期的に実施することで、仕事の効率化や改善を図る

主な活動報告

現場の中に女性専用の更衣室・手洗い所を設けることで、現場で働く女性にも働きやすい職場環境を整えました。

2019年12月には、女子中高生を対象としたリコチャレイベント「ロボットも働く建設現場、見に行かへん?」を開催、現場見学会などを実施しました。次世代型生産システム「Shimz Smart Site(シミズ・スマート・サイト)」の適用現場であることを活かし、建設技術の最先端に触れていただくことはもちろん、けんせつ小町のメンバーとの交流会も実施。ものづくりの楽しさ、どんな仕事をしているかについて紹介するとともに、女性が働きやすい環境づくりが建設業の現場では進んでいるということをアピールしました。

リコチャレ「ロボットも働く建設現場、見に行かへん?」開催報告

ロボットが導入された現場を見学
コンクリート打設体験

みやこまち (活動終了:2018年4月~2020年3月)

みやこまち

みやこまちでは、雰囲気の良い職場をみんなで作り上げました。
事務所内では、打合せも和やかに、言いにくいことも言いやすい関係が築けていることはもちろん、外部打合せ(取引業者、設計事務所、施主)でも、施工図スタッフが中心となり行うことで、さらなるコミュニケーション活性化への一助となりました。

主な取り組み

  • 女性用更衣室、トイレの完備
  • 食堂兼打合室を開放して、女性だけの会議スペースとして利用
  • 学校、育児等の理由による帰宅制度の導入

ROPPONGI BOAT FAMILY (活動終了:2018年4月~2019年11月)

ROPPONGI BOAT FAMILY

男性も含めた職員全員がメンバーとなることで、女性だけでなく、共働きや子育て世代の男性にとっても働きやすい現場となるよう活動しました。

主な取り組み

  • 女性用トイレ、更衣室、シャワー室の設置、整備
  • 場内に花壇を設置
  • 週1回、現場周辺の清掃活動の実施
  • 定期的にランチミーティングを行い、働きやすい職場づくりを行う
  • お花見、餅つき等、交流を深めるイベントの開催

主な活動報告

積極的な女性の受入れを作業所方針に掲げ、協力業者との契約に際しても、取極手配書に女性作業員の積極的な受入れを明記、実現しています。
女性の意見を取り入れて「こまち部屋」(女性用更衣室・女性用休憩室)を改造。女性目線による現場事務所プランニングマニュアルを作成し、他現場への水平展開を実現しました。

近隣の中規模現場と共同で、中規模の建築物を施工する現場に勤務する女性社員同士のネットワーク「中規模女性グループ」を組織しています。大きな現場でなくても、複数の現場同士のつながりを持つことができ、同世代との交流や、働きやすい環境づくりに向けた勉強会を通じて意識改革と実践を行っています。

当社のけんせつ小町工事チーム「Team西新宿」との勉強会や、「南北線トンネル女子会」への訪問等、積極的に他現場とも交流を図り、取り組みの共有や水平展開を進めています。

2018年の冬には、アイディア出しは小町女性チーム、設置は小町男性チームという役割分担で、チーム一丸となってクリスマスイルミネーションを点灯しました。

勉強会
小町部屋の環境設備
クリスマスイルミネーション

2017年度

Team 西新宿 (活動終了:2018年1月~2019年10月)

Team 西新宿

誰もが働きやすい現場をめざし、女性目線で現場内の設備、看板、掲示物を整備しました。
メンバー同士の交流が図れるように、定期的にランチを兼ねて意見交換会を行い、その中で意見交換・話し合いを活発に行いました。

主な取り組み

  • 安心して使える女性専用トイレ、更衣室を設置
  • 定期的に意見交換会を実施し、職場のイメージUP、および女性目線の環境整備について話し合う

お茶の水女子 (活動終了:2017年6月~2018年7月)

お茶の水女子

お茶の水女子では、現場の表示類を女性らしい、かわいい掲示物に変えることで、現場の雰囲気を和やかにする活動に取り組みました。また、学生が参加する見学会を多く受け入れるとともに、率先して案内役を務め、現場および建設業のイメージUPに努めました。

主な活動報告

建設現場内で女性が働きやすい環境整備に取り組むほか、現場内の掲示物を女性らしい、かわいい表示に変える取り組みを行いました。
職長会とも連携して、率先して現場内の整理整頓、清掃活動に取り組みました。

女性専用トイレ・シャワー室入り口の掲示
見学会の様子

頻繁に行われる見学会では、案内役を務めるなど、建設業のイメージアップにも貢献しました。参加者からは「建設業に興味を持った」「きれいな設備に驚いた」と言う声が寄せられました。

海外メディアからの取材に対するインタビューも行いました。
弊社女性従業員へのインタビューが掲載されました。

2016年度

TEDORIジェンヌ (活動終了:2017年2月~2020年4月)

TEDORIジェンヌ

TEDORIジェンヌでは、女性が様々な役割(施工管理・CADオペ・生コン車オペ・圧接工・事務)を担いました。女性比率の高い現場です。
それぞれが担当する場所の設備面等の改善を行うことで、現場の労働環境をより良いものにするだけでなく、当作業所の取組みが、次世代の建設業従業者増加につながっていくことを目標として、活動を行いました。

主な取り組み

  • 荷物(安全帯・雨具等)置き場のある女性専用トイレを設置
  • ドレッサー(給湯可能)を備えた女性専用更衣室を設置
  • 現場詰所に、鏡付コスメボックスを設置
  • 現場環境の整備についての意見交換を目的とした女子会の開催およびその意見を反映した作業環境整備の継続実施

さいない小町工事チーム(活動終了:2016年10月~2020年5月)

さいない小町工事チーム

「さいない小町交流会」を通して、女性が意見を発信しやすい場をつくるとともに、意見をその場限りで終わりにせず、未来のけんせつ小町達へも、より働きやすい環境や風土づくりに向けた活動のバトンを繋げられるよう、発信する活動を行いました。
女性を積極的に受け入れ、現場監督や技能者の育成を支援しているほか、取引業者に女性が働きやすい環境であることをPRし、協力業者にも女性の現場配置を促しました。

主な取り組み

  • 女性に配慮したトイレや洗面所、女性専用の更衣室や休憩所「さいない小町女子棟」の整備・設置
  • 女性用の作業着やヘルメット、安全帯の支給
  • 婦人科病院を緊急時連絡表に掲示

しば伍町 (活動終了:2016年3月~2018年1月)

しば伍町

しば伍町では、女性同士の意見交換会を行い、女性ならではの優しいしなやかな感性を活かして、より良い現場環境を作っていく取り組みを行いました。また、職長会にも働きかけ、明るく元気で誰もが働きやすい現場作りに取組みました。

主な取り組み

  • 意見交換会を開催
  • 女性専用の更衣室、トイレを設置
  • 現場内で職場環境整備・働き方についての意識調査を実施

MM Hama小町 (活動終了:2016年10月~2017年7月)

MM Hama小町

MM Hama小町では、元請の施工管理担当の女性をリーダーとして、元請・協力業者の女性が連携する事で、みなとみらい地区のモデルとなる様な、より女性が働きやすい建設現場を目指しました。

主な活動報告

女性専用のトイレ、更衣室、休憩室の設置の他、女性目線での環境改善パトロールを実施しました。
女性専用の設備だけでなく、現場内の洗面・手洗い所の美化にも取り組み、誰もがきれいに使いたくなるような環境整備を実現しました。
また、現場の朝礼看板の左右に、現場で働く職長さんの家族写真を掲示した「元気UP!の掲示板」を設置しました。

現場で働く職長さんの家族写真を朝礼看板の左右に掲示
小学生の現場見学会

「魅せる現場案内」と題して、横浜市内の小学生を対象とした工事現場見学会を行いました。
開催にあたっては現場の職員だけでなく、横浜支店から女性スタッフも応援に駆け付け、建設現場で活躍している女性が多くいるということを、知ってもらえるような機会としました。
現場見学を通じて、建設現場のスケールへの驚きはもちろん、現場内の整理整頓が行き届いている様子に、子どもたちからは「(現場に)綺麗な女性用設備があると、安心して働ける」 「自分もこんなところで働いてみたい」という感想が寄せられました。

南北線トンネル女子会 (活動終了:2016年11月~2019年3月)

南北線トンネル女子会

南北線トンネル女子会では、次世代の担い手確保に向けた取り組みとして様々な職種の女性・男性全員が建設現場で働きやすい環境作り(ハード面・ソフト面)について話し合うようにしました。また、土木系女子大生のインターン受け入れを積極的に行ったり見学会等を開催する事で、対外的な建設業のアピールを行いました。

主な取り組み

  • 大人数(50名)収容できる見学者センターを設置
  • 男女別棟の水洗トイレ、シャワー、更衣室、休憩所を完備
  • けんせつ小町工事チームによる環境チェックパトロール(レディースパトロール)
  • 建設現場見学会を開催

主な活動報告

2017年7月27日、けんせつ小町活躍現場見学(日本建設業連合会主催)を開催しました。
見学会には、女子小学生とその保護者15組30名が参加。けんせつ小町から工事内容や職場環境について説明を受けながら、杭打ちの様子を見学しました。
参加者は、測量やバックホウ試乗体験、木製のキースタンドづくりなども行い、建設業への理解を深めました。
小学生からは「わたしも大きくなったらけんせつ小町になりたいです」との声が寄せられました。

当社のけんせつ小町工事チーム「ROPPONGI BOAT FAMILY」「Team西新宿」らが参加する交流見学会の実施の他、外業界で女性活躍推進を進める団体の見学会を受け入れるなど、現場の取り組みをアピールするとともに水平展開につなげられる機会を積極的に創出しました。
働きやすい環境の整備にも力を入れ、女性専用の休憩室をくつろげる空間とする工夫を行いました。社内外からの見学者からも「ぜひ参考にしたい」「こんな休憩室があるなら、安心して仕事ができる」という声が寄せられました。

けんせつ小町活躍現場見学会
見学交流会
環境設備

チーム大泉女子 (活動終了:2016年1月~2017年8月)

チーム大泉女子

チーム大泉女子では、だれもが働きやすい環境にするためにそれぞれ職種の違う立場から忌憚のない意見を出し活発的にコミュニケーションを図りました。また、見学会等で対外的に女性が元気に働く姿を見て貰うことで従来の建設業のイメージを払拭し、新たに興味を持ってもらうような取り組みを行いました。

主な活動報告

2016年8月24日、けんせつ小町活躍現場見学会(日本建設業連合会主催)を開催しました。

今回の見学会には、約30名が参加しました。はじめに工事概要の説明をうけて、参加者は床部分のコンクリート打設や地下階での免震装置を見学。とび体験コーナーでは、特設足場に登ったり、実際のハーネスを身に着けたりして、高さや重さ実感しました。免震体験車試乗では、阪神・淡路大震災や東日本大震災と同レベルの揺れが、免震装置を付けることによって軽減されることを体感。また、熱中症対策のミストファンを体験したりアニメーション作成スタジオならではの照明の工夫についても学びました。

活躍現場見学会
活躍現場見学会

見学会後の質疑応答では、女性技術者が建設業への就労動機について「大学で設計を専攻したが、自分で造りたいと思って施工管理を志望した。」などと答えました。参加者からは、「建物を一つつくるのに、こんなに工夫していることを知ることが出来た。」「免震ゴムのおかげで、建物がゆっくり平行に動くことがすごいと思った。」等の感想が寄せられました。

C-girls (活動終了:2016年9月~2017年3月)

C-girls

C-girlsでは、工事場所が駅周辺という事もあり多くの人の目に触れることを意識して女性ならではの視点を現場内外の整備に取り入れました。駅利用者や地域住民の方々に安心して貰える様な環境づくりに取り組みました。

主な活動報告

仮囲いに透明パネルを設置し、花壇を置き花言葉を紹介する看板の掲示を行いました。近隣の幼稚園のお散歩コースでもあり、現場のイメージアップができました。
環境整備については、女性用のトイレ、洗面台、更衣室を設置しました。
また、現場に係わりのある方の家族を招いた「現場見学会」も開催しました。現場の職員、職人さんの配偶者・子など約50名を招待し、ペンキ・塗装工事体験、珪藻土コースターづくり等の、仕事体験プログラムが好評でした。
その他にも、清水建設内のけんせつ小町工事チームのうち、東京で活動を行っている4チーム(しば伍町、C-girls、チーム大泉女子全力とうきゅう!小町)のメンバー16名が参加する、現場見学会と交流会を実施しました。交流会では、各現場の小町チームの活動状況紹介の他、今後の働き方について等、様々なテーマで活発に意見を交わしました。

花壇で花言葉を紹介
社員、作業員の子供たちを対象としたこども現場見学会
けんせつ小町交流会を開催

全力とうきゅう!小町 (活動終了:2016年10月~2017年6月)

全力とうきゅう!小町

全力とうきゅう!小町では、女性が施工管理、施工図、事務としてそれぞれ異なる業務を行っている中で、全員が働きやすい環境づくりを目指しました。ワークライフバランスの特に「ライフ」の充実を意識し、イベントの企画発案等の取り組みを行いました。

主な活動報告

女性専用トイレを建設現場内に設置し、清潔で使いやすい設備を整えました。
環境整備の取り組みを進めていくため、月1回程度のミーティングを開催し、そこで出たアイデアを所内で発信し、取り入れました。事務所内では音楽(有線放送)が流れており、その中でもノー残業デーの放送プログラムが好評でした。
さらに事務所には、コーヒーメーカーと冷蔵庫が設置されており、職員・職人さんが自由に飲めるようなコーナーを整備しました。

ノー残業デーの早期帰宅を呼び掛ける手作りの所内掲示物
交流を目的とした芋ほりイベント

<活動実績>

  • 現場内に女性専用トイレを設置
  • 環境整備についてのミーティングを開催し、所内へ発信 (月1回程度)
  • 現場見学会の開催
  • 上棟式での司会
  • 所内交流を目的とした芋ほりイベントの企画、開催

teamやんば (活動終了:2016年1月~2018年10月)

teamやんば

teamやんばでは、女性技術者という立場で現場管理、発注者対応・ものづくりを行う事で、現場全体の明るい雰囲気づくりと工事の円滑化に貢献。大所帯の現場でも男女関係なく若手がイキイキと活躍できる職場づくりを目指しました。

主な取り組み

  • 建設現場内に女性専用トイレを設置
  • 事務所内へ女性専用の更衣室・シャワールームを設置
  • 発注者側の女性技術者も交えた定期的な意見交換会を開催

►ダムパシャ 「八 ッ場ダム」建設現をカメラガールズが撮る!

2015年度

北上レディース連合 (活動終了:2015年6月~2016年7月)

北上レディース連合

「北上レディース連合」(北陸支店 北上シールド作業所)では、女性目線で現場内の設備、看板、掲示物等を整備することにより、きめ細やかな安全衛生情報の「見える化」を実施しました。また、メディア取材の際は現場監督のみならず、協力業者の女性が活躍している様子も紹介し、現場でも女性達が多くの役割を果たしている事を発信しました。

主な活動報告

地元住民に、工事・工程の説明を行う等、積極的に関わりを持ち、また、きめ細やかな発注者対応をする事で現場・会社のイメージアップに努め、工事の円滑化に貢献しました。

ハード(施設、設備)、ソフト(心の優しさ、思いやり)の両面から整備に取組みました。特にソフト面での充実をはかることで現場全体の雰囲気を良好なものとし、女性だけではなく誰もが働きやすい現場造りに努めました。

現場ヒアリング

<活動実績>

  • 安心して使用できる鍵付き女性更衣室、トイレの設置(トイレは、更衣室内に設置する等女性に配慮した造り)
  • メディア取材対応
  • 女性協力業者用休憩室を事務所とは別に設置
  • 社内の研修会で事例発表
女性更衣室内のトイレ設置

江東ポンプ所女子会 (活動終了:2015年6月~2016年3月)

江東ポンプ所女子会

「江東ポンプ所女子会」(土木東京支店 江東ポンプ所作業所)は、「建設業が魅力ある職業であること・女性も活躍できる仕事であることのアピール」「他業種の女性技術者と交流等を通じた女性活躍のあり方の検討」「女性だけでなく男性も働きやすい職場環境づくり」に取り組みました。

主な活動報告

「建設業が魅力ある職業であること・女性も活躍できる仕事であることのアピール」として、ポスター・看板・ロゴ入りバッグ製作、けんせつ小町活躍現場見学会、下水道展へのパネル掲出、理工系女子フォーラムへのパネリスト参加等、多くの取り組みを実践しました。

また、「女性活躍のあり方の検討」では、他業種の女性技術者との交流を通じ、業務効率化へのヒントを探る他、建設業の仕事の魅力を再発見することができました。

ポスター制作

「女性だけでなく男性も働きやすい職場環境づくり」については、作業所内における更衣室等の設備を整え、就業環境を向上させました。

現場全体でも「時短」をテーマに業務の見える化・共有化を進め「限られた時間で成果を出す」取組みを実践。作業所の工事長が、社内表彰であるイクボスアワード2015を受賞しました。 これらの取り組みにより「第1回(平成27年度) 日建連 けんせつ小町活躍推進表彰」でも特別賞を受賞しています。

けんせつ小町活躍現場見学会

外環大和田女子会(第2期) (活動終了:2015年6月~2017年8月)

外環大和田女子会(第2期)

外環大和田女子会(第2期)では、近隣の小学生を対象に出前授業や、職場体験学習を通じて建設業で女性が活躍できる場所がたくさんある事を発信しました。また、造る喜び、やりがいがある職場だという事を草の根活動で子供たちに伝える取り組みを行いました。

主な活動報告

当現場の特徴のひとつである教育施設、特に小学校が数多く隣接しているという環境を生かして、出前授業や職場体験学習の受け入れを行いました。
建設業には、女性が活躍できる場がたくさんあること、造るよろこび、やりがいのある職場であるということを子供たちに伝える草の根活動を実施しました。
小学生にも理解しやすいよう、専門的な用語を一般的な言葉に言い換えたり、工事の流れが分かるような説明資料を準備するなど、興味を持ってもらえるようなプログラムとする工夫を行いました。

小学生を対象とした建設現場見学会を開催
建設業で女性が活躍できることの対外的アピール

また、建設業で女性が活躍できることの対外的アピールとして、テレビ局からの取材対応、当社CMの撮影などを行いました。
建設現場で働く女性の姿を、ありのままに伝えることで、建設業の仕事の魅力を発信するという役割を果たしました。

スペシャルムービー「チームで走り続ける」篇(01:30)

一丁目の芝子たち (活動終了:2015年5月~2016年3月)

一丁目の芝子たち

「一丁目の芝子たち」(東京支店 芝浦一丁目計画建設所)は、「女性が安心して使用できるトイレ・更衣室の設置」「女性目線での現場巡回の実施」、「女子中学生に向けた建設業で働く女性たちの仕事の紹介」等の活動に取り組みました。

主な活動報告

「一丁目の芝子たち」結成後、メンバーの交流を図ることを目的として、ランチミーティングを実施。どのような取り組みを行っていくかという検討を通じながら、メンバー同士の交流を深めました。

建築現場における「食」からの健康管理として野菜を中心としたフードサービスの導入を行った他、トイレ・更衣室環境の改善のためのアンケートを実施し、現場の環境改善に役立てる等、女性目線の意見が環境改善に取り入れられるような工夫を行いました。

「食」からの健康管理

「女子中学生に向けた建設業で働く女性たちの仕事の紹介」では、見学会の中で、約10名の女子中学生に説明を実施しました。

メンバー各々が、担当する業務や子育て中の働き方について紹介することで、女性も働いている現場であるということから、親しみやすさや建設業の魅力を感じてもらえる見学会となりました。 見学会では、建設現場の仮囲いの中にも案内し、間近に建造物を見ながらの説明も行われました。

建設業で働く女性たちの仕事紹介

2014年度

外環大和田女子会 (活動終了:2014年10月~2015年3月)

外環大和田女子会

「外環大和田女子会」(土木東京支店 外環自動車道大和田建設所)は、「建設業における女性の活躍をアピールする」ことを主な目的として活動を行いました。

主な活動報告

当現場は、チームを登録する以前から小・中学生を対象に現場見学会などを実施しており、登録後も継続する形で、建設業のやりがいや、建設現場で女性が活躍できる場がたくさんあることを子どもたちに伝える草の根活動に取り組みました。現場見学会の他にも、出前授業や職場体験学習を行いました。

職場見学会

小学1年生は、働く車を勉強していることから、現場で働く車を紹介。 小学校6年生と中学校1年生は、地層の学習をしていることから、現場に特設会場を設けて、地盤の調査(N値の計測、柱状図)を説明しました。他にも学年ごとに内容を変えて授業を行い、建設業で女性が活躍できる場がこんなにたくさんあること、ものづくりのよろこび、やりがいのある職場であることを伝えました。

職場体験学習

準備をしている間は、子どもたちが喜んでくれるだろうか、うまく説明できるだろうかと不安もありましたが、当日みんなが現場見学を楽しんでくれて、高速道路の完成を心待ちにしてくれることや通勤時の挨拶が増えて励みとなっています。お手紙も頂き嬉しかったです。

当初は不安もありましたが、子どもたちが現場見学会を楽しんでくれたことがうれしく、建設業への理解を深めていただくとともに、社内外のさまざまな方と関わることができ、私自身の成長にもつながっていると実感しています。

つきしま小町 (活動終了:2014年9月~2015年3月)

つきしま小町

「つきしま小町」(東京支店 月島一丁目再開発建設所)は、「女性目線からの働きやすい職場環境の整備」と「建設現場のイメージアップ」を目的に、当社従業員8名を含む全11名で発足。更衣室・トイレなど現場内の環境整備をはじめ、現場パトロールやペットボトルキャップのリサイクル活動に取り組みました。

主な活動報告

「つきしま小町」として月2回程度の打ち合わせを実施し、現場内での活動である更衣室・トイレ等の整備、特案協での女性パトロールの他、現場外部へのイメージアップ活動としても、外周清掃活動、ペットボトルキャップのリサイクル活動等を行いました。 冬には周辺保育園と合同のクリスマスイベントも行いました。

事務系女性社員を対象にした、竣工検査体験・見学会や、土木のなでしこ工事チーム「外環大和田女子会」との交流見学会も実施しました。

クリスマスイベント

このような活動を通じて、近隣の方に声を掛けていただく機会も増え、現場内外の明るい雰囲気作りに役立っていると感じています。活躍する女性が注目される昨今ですが、「みんなが働きやすい環境」を、男女問わずみんなで考えていくことが大切だと思います。

交流見学会

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