造成凍土の先行掘削方法(地盤凍結工法用)
技術の概要
- 凍結地盤の止水性能および強度性能を向上させる凍結地盤の施工方法に関する発明です。
- 大断面トンネルを構築する際に大規模な凍土造成を行う場合には、地盤の凍結による膨張圧が大きくなり、組み立てたセグメントに凍結膨張圧による過大な荷重が作用してセグメントボルトが破断したり、セグメントが破損するおそれがあります。
- 本発明の凍結工法は、地盤を凍結させ、地盤の止水性能及び強度性能を向上させる凍結工法において、凍結運転開始から所定領域の凍土が連続的に繋がって止水性能が確保された段階と、必要な凍土厚の凍土壁が造成されて強度性能が確保された段階との間の任意のタイミングで、前記凍土壁に対して内側の領域の一部の地盤を先行掘削します。
- 先行掘削により凍結膨張圧の一部を開放することができます。

特許リスト
- 特許6624443「凍結工法」
- 特許6675637「凍結工法」
実施技術(許諾対象技術)
凍土壁内部を先行掘削することで凍土壁造成時に生じる膨張圧を低減する技術
許諾条件
初年度250万円+2年度以降50万円/年※
想定されるライセンシー
ゼネコン
その他
※「セグメント継手の縮径装置(地盤凍結工法用)」「凍結工法の凍結膨張圧算出方法(地盤凍結工法用)」「凍土造成の制御方法(大断面シールド向け地盤凍結工法用)」「大断面シールド向け外殻シールド凍結部端部褄壁の施工(大断面シールド向け地盤凍結工法用)」「造成凍土の先行掘削方法(地盤凍結工法用)」のいずれかの技術について実施許諾料を支払い済の場合には、初年度費用の支払いを2年度以降と同額とし、2年度以降の支払額を減額します。