インクルーシブなアート作品を新たな竣工記念品に

~木の匠と障がいのある3名の作家がコラボ~

  • 社会貢献

2022.08.26

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのほど、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指す(株)ヘラルボニー<社長 松田崇弥>と、当社が提供する竣工記念品としてアート作品「インクルーシブなアート」を共同製作することに合意しました。竣工記念品とは、建物の竣工時に施工者から発注者に贈られる記念の品です。当社の場合、東京木工場が製作するサイドボードやラウンジベンチ等の木工家具や木製品を竣工記念品として用いることが多く、その数は年間で100点以上を数えます。この竣工記念品の新たなバリエーションとして上記の作品が加わります。

新たに竣工記念品に加わるアート作品は「インクルーシブなアート」という名前に相応しく、障がいのある作家の異彩を放つアートを、希少性の高い木材から製作する額縁に収めることで、多様性を表現した作品に仕上げます。一般的に建材に用いられる節目立ちがきめ細かい木材と異なり、本作品の額縁用に選定する節模様の大きい木材は逆に目新しく、希少性が高く映ります。

額縁に収める絵画は、ヘラルボニーとアートライセンス契約を結ぶ園田瑞樹、中島敏也、笠原撤平の各氏が描いた3点で、それぞれ「音楽の家」、「ヴィニクンカ山」、「楽しいひと時」というタイトルがついています。一方、当社東京木工場が製作する額縁は、その装飾にもこだわり、3氏の絵画の一部を額縁に彫り込むデザインとし、絵画との一体感を持たせています。

当社は今後、ESG経営の一環として、ヘラルボニーとの協業を深化させ、インクルーシブな社会の実現に貢献していく考えです。

以上

≪参 考≫

株式会社ヘラルボニー

「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉実験ユニット。日本全国の主に知的障がいのある作家とアートライセンス契約を結び、 2,000点を超えるアートデータを軸にさまざまな事業を展開する。

作品のイメージ

「音楽の家」園田 瑞樹(在籍:PICFA)
「音楽の家」園田 瑞樹(在籍:PICFA)
「ヴィニクンカ山」中嶋 敏也(在籍:多夢多夢舎中山工房)
「ヴィニクンカ山」中嶋 敏也(在籍:多夢多夢舎中山工房)
「楽しいひと時」笠原 鉄平(在籍:PICFA)
「楽しいひと時」笠原 鉄平(在籍:PICFA)

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