三菱鉛筆本社新社屋










設計担当者から

使いやすく、将来にわたり本社機能を保てるよう、安心安全な建物を目指して設計を行いました。南西側に大きく設けたダブルスキンはメンテナンス性と省エネ性、施工性を改良しながら筆記用具メーカーにふさわしいシャープなデザインとしました。対照的に、内装は練付によるエントランスの天井・壁リブパネルや役員フロアには壁羽目板など、本物の木を使用した温かみある意匠としています。
施工担当者から

JR大井町駅の中央口を出るとすぐ目に入る、ダブルスキン外装が特徴的な三菱鉛筆新本社が完成しました。本工事では、ワークプレイスデザインやICTのシステム構築・AV設備、ビルマネジメント(BM)など、設計、施工以外の分野でも当社が総合的に携わりました。特にこだわってつくりこんだのは、建物の顔となる外装の「イソバンド」(意匠性に優れた断熱壁パネル)とダブルスキン。下地の精度が仕上がりを大きく左右するため、胴縁、鉄骨のはね出しは1カ月半ほどかけて丁寧に施工。「イソバンド」は極力目地を減らすため、長いものでは9mほどの一枚ものを、ダブルスキンの外側面は幅1.8m×高さ4mのユニット化したものを揚重して取り付けました。お客様の要望にできる限り応え、ぎりぎりまで設計を変更して対応。完成時には、ものづくりのやりがいを再確認することができました。
発注者 | 三菱鉛筆株式会社 |
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基本設計 | 株式会社プランテック総合計画事務所、清水建設株式会社 |
実施設計 | 清水建設株式会社 |
監理 | 株式会社三菱地所設計 |
工期 | 2016年12月〜2018年7月 |
構造・規模 | S造 6F-PH1 |
延床面積 | 14,059㎡ |
所在地 | 東京都品川区 |



