石屋製菓株式会社 北広島工場

  • 建築
  • 工場・研究所
  • 北海道
  • 2017年

設計担当者から

若杉 典央

設計コンセプトは「食の安心・安全確保」と「工場の先進性追求・ブランドイメージの訴求」です。長辺180mの大空間に製造・入出荷場エリアや厚生・見学者エリアを明確にゾーニングし、製品の品質・衛生管理の徹底と使いやすい施設実現に努力しました。外装にはシャンパンゴールドの断熱サンドイッチパネルを用いて先進性を表現し、エントランスや食堂は温かみのある木調としました。また、別棟の井水処理・受水槽棟は、外装面を「白い恋人」のパッケージデザインと重ねてデザイン、JR千歳線側(西側)はチョコレートカラーの外装に「白い恋人」「美冬」のロゴと温度計を設置し、地域住民や国内外旅行者にブランドを発信しています。お客様のご期待に応えることを胸に、現業・エンジニアリング事業本部と知恵を出し合いながら取り組みました。

施工担当者から

鈴木 隆之

JR千歳線の北広島駅から徒歩約7分の地に、お客様の主力商品「白い恋人」などの製造拠点となる工場が完成しました。北海道の厳しい冬を挟んで、着工から1年後の製造設備搬入までに外装工事と製造関連部分の内装工事を終了させることが必須だったため安全かつ効率よく工事を進められるよう、外構工事を先行施工し、躯体工事におけるさまざまな工業化工法を採用。加えて、天井内設備工事は、天井ぶどう棚鉄骨上に足場を本設して行うなどの工夫をしました。お客様・設計・現業・エンジニアリングが四位一体となり、生産開始という一つの目標に向かいベクトルを合わせて取り組むことで、工期短縮を実現できました。

発注者石屋不動産株式会社、石屋製菓株式会社
設計・監理清水建設株式会社
工期2016年3月〜2017年11月
構造・規模工場棟他4棟、菓子製造ライン一式 S造 3F
延床面積18,802㎡
所在地北海道北広島市

> Shimz Design Works:「石屋製菓株式会社 北広島工場」

JR千歳線側は「白い恋人」「美冬」のロゴと温度計を配置。チョコレートカラーでブランドを発信
工場棟のエントランス。シャンパンゴールドの外装に木の温かみが映える
「白い恋人」のパッケージに見立てた、井水処理・受水槽棟
見学・商談者を迎え入れるホール。天井の照明は、「白い恋人」の形を模している
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