相馬LNG基地、福島天然ガス発電所






施工担当者から

福島県の相馬港4号ふ頭に、相馬LNG基地(2期工事)と福島天然ガス発電所が竣工。当社は、LNGタンクのPC防液堤と、気化設備他および発電所の土建工事を担当しました。
LNGタンクは、液化ガスを貯蔵する茶筒状の金属タンクの外周に、液化ガスの外部への漏えいを防ぐコンクリート製の防液堤を備える構造となっています。PC防液堤の構築に当たっては、躯体内面の鋼板と鉄筋などをユニット化して揚重、設置する「コンポジット工法」を採用。施工性と安全性の両立を図りました。当初は、ユニットの結合作業に苦労しましたが、揚重方法など細かい工夫を重ねて改善。高い品質を実現しました。
発注者 | 福島ガス発電株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、三菱日立パワーシステムズ株式会社(現・三菱パワー株式会社) |
---|---|
設計・監理 | No.2LNGタンク:石油資源開発株式会社、IHI・清水建設共同企業体 気化設備他:石油資源開発株式会社、JFEエンジニアリング株式会社 福島天然ガス発電所:三菱日立パワーシステムズ株式会社(現・三菱パワー株式会社)、清水建設株式会社 |
工期 | 2016年11月〜2020年8月 |
構造・規模 | No.2LNGタンク:LNG貯蔵量230,000kl、貯槽内径88.2m、貯槽高59.8m 気化設備他:配管架構、設備基礎、BOG建屋、他2棟 福島天然ガス発電所:590,000kw 2基、タービン建屋、取放水工事、他 |
所在地 | 福島県新地町 |

