リニアブレース®(特定天井対応耐震工法)

リニアブレースは、専用の固定金物を介して、ブレース材の上端と下端をそれぞれ構造躯体と天井ボードに固定し、吊り天井の剛性を高める耐震天井構工法です。本構工法の構造安全性は、国土交通省が規定する簡易スペクトル法に基づく構造計算により検証しています。その妥当性について、簡易スペクトル法としては初となる一般評定を日本建築センターから取得しています。(BCJ評定-SC0007-01)

概要

天井ボードにビス留めした下端部固定金物を起点に2本のブレースをV字状に設置し、ブレース上端の固定金物を上階スラブなどの支持構造部にアンカーやボルトで接合します。この耐震ブレースを天井面積20~25m2に一対の割合で配置することで、特定天井に求められる耐震性能を確保できます。

特徴

斜め部材(ブレース)で躯体と天井ボードを直接連結することにより、特定天井に求められる建物の揺れと共振しにくい剛性の高い吊り天井を構築します。(天井固有周期0.1秒以下を実現)

メリット

剛性が極めて高いため、告示が定める仕様基準で60mm以上と規定されている天井周囲のクリアランスを、10~20mm程度で設計することも可能です。(吊長さ1.5mの場合の目安で、都度算出する必要があります。)
これにより、天井内部の気密性が高まり、省エネルギーや天井裏からの塵埃の飛散防止、音楽ホール等の音響性能の向上といったメリットが得られます。

リニアブレースのブレース設置イメージ

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