BIM連携による鉄骨エンジニアリング体制

関係会社の鉄骨ファブリケーター(鉄骨ファブ)・片山ストラテック(株)とのBIM連携により、当社が設計施工する鉄骨造建物の鉄骨製作図の作成から工場での製作管理、現場での鉄骨工事の工程・精度管理にいたる一連の作業を一貫してBIMで効率化・内製化する鉄骨エンジニアリング体制を確立しました。

概要

構造図のBIM化から、そのデータの鉄骨製作図への展開、さらには工場での鉄骨製作や現場での鉄骨工事の管理までをBIM(鉄骨BIM)で効率化・内製化する鉄骨エンジニアリング体制を確立しました。

この体制の確立には、当社が蓄積してきたBIMに関するノウハウと鉄骨ファブとしての片山ストラテックのノウハウを融合させ、BIMに構造図の特記仕様を入力することで、BIMがスリーブの径、位置、補強方法の構造的妥当性を判断できるシステム開発に成功したことが大きく寄与しています。このシステムにより、鉄骨製作のクリティカルパスとなる鉄骨とスリーブ等の設備との取り合いの調整期間を1/10程度に短縮でき、かつ鉄骨ファブの業者選定を待たずに鉄骨製作図の作成に着手できるため、大規模物件では最大5~6カ月程度、鉄骨製作時期の前倒しが可能になります。

また、鉄骨BIMを活用することで、鉄骨の製作状況、出荷、運搬状況、現場での鉄骨建方精度の計測結果も含めた統合管理、現場からのタブレットによる出来高管理や精度管理、より経済的な鉄骨製作図の作成等が可能になります。

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