グラベルサポート®(簡易液状化対策)

当社独自の液状化後の変形を予測できる評価技術をもとに、表層に近い部分のみ対策することで液状化時に生じる構造物の傾斜を大幅に軽減することが可能な対策工法を開発しました。これまで費用的に対策の難しかった小規模構造物に対しても対策が可能となります。
※概ね幅5m、荷重5t/m2以下のものを対象にしていますが、地盤条件によってはこれ以上のものも可能です。

概要

  • 当社独自の液状化後の変形を予測する評価技術により、簡易な対策の効果を評価する事が可能となりました。

対策例

新設構造物用

対策の仕様は構造物や地盤の条件により最適なものを設計するため異なりますが、例えば、構造物下の礫など透水性の高い材料を基礎幅の1/8以上の厚さに敷設することで、基礎近傍地盤を液状化させないとともに、下部地盤の液状化状態を大きな流動が起こらないレベルに抑えることで、地震後の構造物の傾斜を抑制することができます。下部地盤の液状化を許容するため、構造物は周辺地盤と同程度の沈下は生じます。

新設構造物用

既存・新設構造物用

既存構造物に対しては、例えば周囲を基礎幅程度の深さまで基礎を枠状に囲むように枠状にセメント系地盤改良を行うとともに、その周囲の地表面を礫で置換します。枠状改良により構造物下の地盤の変形を抑えることにより構造物の傾斜を抑止できます。

既存・新設構造物用

外構用

駐車場など構造物のない部分については、敷地の表面を礫ないしは排水機能を持った部材により一定の間隔で溝状に改良し、他の地点よりも透水性が良い部分を意図的に造ることで液状化後の水の流れを溝部に集中させます。溝部の礫等により砂分の流失を防ぎ、水だけ排出することで、他の地点からの噴砂を防ぎます。(コンクリートにおけるひびわれ目地と同じ考え方)

外構用

メリット

  • 大幅なコストダウンと工期短縮が可能です。
  • 小さな重機で施工が可能であり、大型の重機が入れない狭隘な場所でも施工が可能です。

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