津波対策造成「グリーンマウンド」
技術の概要
- グリーンマウンドは、環境に優しい緑の丘を造成して、津波対策、洪水対策と住民の避難場所を確保できる地域防災施設です。
- 津波被害の可能性がある海岸線地域には、低コストで津波被害の軽減と災害時の避難ができる防災施設が求められています。
- グリーンマウントは海岸線のグリーンベルト内等にちどりに配置する「消波型マウンド」と津波被害の可能性がある居住域に一定間隔で配置する「避難型マウンド」から構成されています。マウンドは直径数十メートル、高さ10~15メートルの円錐台形状で津波エネルギーを吸収します。マウンドの頂部が避難場所になります。
- グリーンマウンドをちどり状に配置することで、津波の遮蔽効果や摩擦効果により、津波の到達時間を遅らせて溯上範囲を小さくし、被害を低減させることが期待できます。

特許リスト
- 特許6011851「消波型マウンドのちどり配置、避難施設利用」
- 特許6497641「グリーンマウンドの構築方法」
実施技術(許諾対象技術)
- 消波堤として機能するマウンドを海岸線にちどり配置
- マウンドの避難場所としての利用
- 盛土による円錐台形状に造成されたマウンドの施工
- マウンドの内部に地下空洞を設置
実施許諾条件
初年度100万円
想定されるライセンシー
地方自治体