【イベント報告】「七夕めぐり2023」において技術研究所「再生の杜」ビオトープ見学ツアーを開催

当社は、社会貢献活動の基本理念として、「社是である『論語と算盤』、コーポレートメッセージ『子どもたちに誇れるしごとを。』などの考えに沿って、豊かな地球とそこに住む全ての人々が幸せに暮らす未来社会をつくるために、企業市民として積極的に社会・地域に貢献する」ことを掲げています。社会貢献活動の重点取り組み分野の一つに「地球環境」を据え、全国各地で地域と連携しながら環境に配慮した社会貢献活動を推進しています。

2023年7月8日、当社は、東京都江東区で開催された街めぐりイベント「七夕めぐり2023」(主催:七夕めぐり実行委員会(構成メンバー:隅田川マルシェ実行委員会、東京都立 木場公園、いいね森下))の特別企画として、技術研究所の「再生の杜」ビオトープの見学ツアーを実施しました。本イベントは、江東区の街中の七夕飾りを巡りスタンプラリーを行うもので、地域交流や賑わいの場づくりを通じてシビックプライドの醸成を目指しています。

技術研究所の入口に設置されたスタンプポイント
技術研究所の入口に設置されたスタンプポイント

当日は、近隣の子どもたちを中心に延べ102名が見学ツアーに参加し、研究員のガイドの下、生物多様性に配慮したさまざまな工夫を行っているビオトープを見学しました。希少な水草が生育する水域、そこで生息するトンボ類や魚類などを間近で観察いただき、まちの中につくられた自然と生き物のつながりを感じてもらいました。また、今回、千葉県富里市において、当社が休耕田を湿地グリーンインフラとして再生する活動を行っている「八ツ堀のしみず谷津再生プロジェクト」や地元のNPO法人NPO富里のホタルとも連携。富里市で伐採した笹を、本イベントの笹飾りとして利用し、谷津の自然再生にも貢献しました。イベント終了後には、使用済みの笹からバイオ炭を作り、農地に用いて循環利用を行います。土中に炭素を固定することができ、脱炭素化にも貢献することができます。

はじめての車いすに緊張
ビオトープ見学の様子
宮島選手から指導をうける子どもたち
希少な水草や水の中の魚を観察

資源循環型社会・自然共生社会の実現に向けて

当社では、環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、目指す持続可能な社会として「脱炭素社会」「資源循環社会」「自然共生社会」の実現を掲げています。「グリーンインフラ+(PLUS)」など生態系に配慮したインフラ、住環境の整備を行うことで、生物多様性をプラスにし、人と自然の持続可能な共生に貢献することを目指しています。今後も、技術研究所はじめ当社施設が集まる江東区において、地域の皆さまと協働でグリーンインフラ地域連携を推進し、人と生き物がイキイキと共生できる社会の実現に貢献していきます。