【イベント報告】関西学院大学でシミズ・ボランティア・アカデミーを開催

2022年10月18日、社会貢献活動の一環として、関西学院大学(兵庫県西宮市)においてシミズ・ボランティア・アカデミーを開催しました。

本講座は、障がい者やパラスポーツに広く精通したボランティアの養成に寄与することを目的に、2015年に開講し、全国各地の大学生やボランティアに興味がある地域の方々を対象に開催してきました。関西学院大学での開催は2017年に続き、二度目となります。同大学の学生および職員約50名が参加。パラスポーツやボランティアの魅力について基礎講座で学んだ後、「コミュニケーションとおもてなし(障がいのある方への接し方)」と題した体験型の講座を受講しました。

基礎講座を受講する参加者
基礎講座を受講する参加者
パラリンピアンによるボランティアに関する講義
パラリンピアンによるボランティアに関する講義

体験型講座では、視覚障がい体験と車いす体験の二つを実施。
視覚障がい体験では、参加者にアイマスクを着用する視覚障がい者と、視覚障がい者の補助を行う介助者の両者を体験してもらい、ボランティアの重要性を学んでいただきました。
車いす体験では、生活に潜むあらゆるバリアについて学ぶ場として、実際にキャンパス内を車いすで移動し、車いす利用者が日頃から感じている不便さを体験していただきました。参加者は、スロープが設置されるなどバリアフリーに配慮がある建物でも、入口のわずかな段差が大きなバリアとなっていることなどの気付きを得ました。また、車いすの介助体験も行うことで、今後ボランティアに参加する際に必要となるスキルを身に付けました。

視覚障がい者(左)と介助者(右)を体験する参加者
視覚障がい者(左)と介助者(右)を体験する参加者
参加者が日常に潜むバリアを共有する様子
参加者が日常に潜むバリアを共有する様子

本講座に参加した学生からは「障がいのある方にとって、不自由な社会であることに気付かされた」「身の回りにある小さな障がいが危険であることが分かった」「障がい者の目線に立って考えることができた」などの感想が寄せられました。

当社は、今後もシミズ・ボランティア・アカデミーを定期的に開催し、ひとりでも多くの方に受講していただくことで、誰もが輝けるインクルーシブな社会の実現に貢献していきます。

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