エコプロダクツ2011に出展 ~建物を通して「日本の木の文化」を学ぶ体験型授業を実施~

2011年12月15日(木)~17日(土)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「エコプロダクツ展2011」に出展しました。学校からの団体での参加も多く、来場者数は18万人を超え大盛況のうちに終了いたしました。

当社は、今年で3回目の出展。国際森林年にちなみ、“建物を通して「日本の木の文化」を学ぶ”をテーマに、体験型授業やブース展示を行いました。

五感を使った体験型授業を開催

楽しみながらエコを学ぶ特設テーマゾーン「Junior Green School」で、小学校高学年を対象とした40分の体験型授業を行いました。

先生役は、木場にある当社の東京木工場の「田中先生」。子どもたちが席に着くやいなや、まずは日本の森の現状や間伐の大切さについてのお話です。その後、技能五輪全国大会で優勝した社員がカンナで木材の表面を滑らかにする作業を実演し、出てきたカンナくずで檜(ひのき)の香りを楽しむなど、五感を使った授業が進められました。

授業のメインは木のコースター作り。5種類の色の単板(薄い短冊状の木の板)を好きな形に切り、正方形の厚い板に張り付けていきます。15分後、思い思いにデザインされたコースターが出来上がりました。

    
木のコースター作りに夢中になるこどもたち

「匠の技」の模型展示

展示ブースでは、吉野檜(ひのき)を使った、本物志向の精巧な仕口(しぐち)・継手(つぎて)や木組(きぐみ)など木材の接合部の模型も展示されました。一切釘を使わずに木材の接合を可能にする「匠の技」です。

職人の技やものづくりの魅力を伝える展示

ブースに展示された「匠の技」は、実際どのような構造になっているのかを見る機会がなかなかありません。まるでパズルのような造形に、子どもから年配の方まで多くの人が足を止め、興味深そうに「パズル」をばらしたり、組み立てたりしていました。

        
木材同士を接合する仕口(写真左)と木組(写真中央)