「八ツ堀のしみず谷津」が第4回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」を受賞

2024.02.07

グリーンインフラ官民連携プラットフォーム(国土交通省主幹)が主催する第4回グリーンインフラ大賞において、当社、国立研究開発法人国立環境研究所、富里市経済環境部環境課、認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン、特定非営利活動法人NPO富里のホタル、おしどりの里を育む会の5団体による連名応募「八ツ堀のしみず谷津~産官学民の連携・共創による湿地の再生と活用~」が、国土交通大臣賞を受賞しました。

グリーンインフラ大賞とは、グリーンインフラへの取り組み事例を表彰し、広く情報発信することを目的に、国土交通省が創設した顕彰制度です。第4回目となる今回は、グリーンインフラに関する実施済みの事例および、グリーンインフラのビルトインに向けた企画、計画に関する事例を対象に審査が行われました。

「八ツ堀のしみず谷津~産官学民の連携・共創による湿地の再生と活用~」の取り組みは、当社が中心となり、研究機関や行政、NPO、市民団体と連携し、荒廃した谷津田※1を再生するものです。2021年4月以降、「八ツ堀のしみず谷津」と命名した千葉県富里市の谷津において、月1回の管理作業を通じ、水循環や多様な動植物の生息、生育の場の提供といった多様な機能を有する湿地のグリーンインフラづくりを進めています。地域固有の自然を維持するだけでなく、新たな「人と自然のかかわり方」を構築すべく「リビングラボ※2」のアプローチを採用したことで、都市部との共創や自然体験、越境学習の場の創出など、さまざまな機能や価値が生み出されています。

なお、表彰式については、グリーンインフラ産業展2024(主催:日刊工業新聞社、共催:グリーンインフラ官民連携プラットフォーム)にて実施されます。当社は本展示会にグループ会社の日本道路株式会社(以下、日本道路)と共同で出展し、グリーンインフラ+(PLUS)のソリューション、および日本道路の製品をご紹介します。

当社は、産官学民など組織の枠を超えた多様な連携により、自然の価値に関する理解促進や情報発信に取り組むことで、「ネイチャーポジティブ」や、シミズグループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」で目指す「自然共生社会」の実現に貢献していきます。

  • ※1 谷津田:谷津(台地が侵食されてできた小さな谷地形)にある水田のこと
  • ※2 リビングラボ:社会課題の解決を目指し、生活空間の近くでさまざまな実験を行う空間や活動のこと
月1回の湿地の再生活動の様子
月1回の湿地の再生活動の様子
ウェブカメラで撮影されたサシバ(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)
ウェブカメラで撮影されたサシバ(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)

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