施設とロボットをつなぐ技術

建物設備と複数ロボットの統合制御

近年、⾼齢化による⼈⼿不⾜解決や、新型コロナウィルスの影響による感染症対策の強化が求められる社会環境において、配送、案内、送迎、警備、清掃などの建物サービスの担い⼿として、ロボットの活⽤が期待されていますが、現状では、単⼀フロア内での稼働にとどまり、建物とロボットの連携機能がサービスごとに個別に開発されるケースが多いため、建物内で複数のロボット活用サービスを同時に提供することが難しいという課題がありました。

今回開発した建物設備とロボットの統合制御技術は、建物内で稼働する⾞両・ロボットの運⾏管理ソフトウェアと、建物側の⾼精度3次元点群地図データ、⾃動運転管制・監視システム、エレベータの制御システムなどを連携させることにより、複数のロボットがエレベータに順番に乗り込むことや、狭い通路を譲り合って通⾏することを可能とします。また、⼀つの建物内に多様なロボット活⽤サービスを同時に導⼊できるようになります。

技術紹介映像

ロボットと自動ドアやエレベータなどの建物設備の連動
案内ロボットが自分でエレベータに乗り、エントランスで来館者を出迎え、建物内の会議室にご案内します。

複数の異なるロボットの連携
来館者を案内するロボットと物流ロボットが廊下で安全にすれ違うことができます。

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