美観に優れたコンクリート

ゼロシュリンク

コンクリートには硬化後に乾燥収縮する性質があり、それが原因でひび割れが発生したり、構造物の美観を損ねたり、漏水を起こす場合もあります。また、持続可能な社会の構築に向けて、コンクリートの長寿命化が求められていることから、ひび割れによる鉄筋の腐食を防止し、耐久性を向上させることは、重要な課題です。

「ゼロシュリンク」は、厳選した構成材料と配合の最適化により、乾燥収縮を極力防止した上で、わずかに生じる収縮を膨張材による初期膨張効果により事前相殺し、収縮をネットゼロとする超低収縮コンクリートです。

この技術は2019年 日本建築学会賞(技術) と、「第31回 独創性を拓く 先端技術大賞」で産経新聞社賞を、それぞれ受賞しました。

ゼロシュリンク製の擁壁例(2014年12月竣工)
ゼロシュリンク製の擁壁例(2014年12月竣工)
ゼロシュリンク打設の様子
ゼロシュリンク打設の様子

アート型枠

超撥水型枠「アート型枠」は、水をはじく「蓮の葉」の表面機構を模したバイオミメティクス(生物模倣)技術により、コンクリートの美観を損なう表面気泡痕と色むらを大幅に抑制し、美しく高品質なコンクリートの構築を実現します。東洋アルミニウムとの共同開発です。杉板材に超撥水処理を施した「杉板アート型枠」の普及が進んでいます。

この技術は「第46回 日本産業技術大賞」で審査委員会特別賞と、「建材設備大賞 2018」で特別賞を、それぞれ受賞しました。

杉板型枠の撥水状況

杉板アート型枠の撥水状況

杉板型枠で成型したコンクリート表面

杉板アート型枠で成型したコンクリート表面

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