2025.11.26
清水建設(株)<社長 新村達也>はこのほど、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero2050」の脱炭素ロードマップで掲げた“2050年ネットゼロ”のCO2削減目標について、国際的イニシアティブのSBTi(Scienced Based Targets initiative)※1から、パリ協定の目標と整合した水準であることを証明するSBT(Scienced Based Targets)認定を取得しました。
SBTは、世界の平均気温の上昇を産業革命以前と比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を継続するというパリ協定の目標と整合した、科学的根拠に基づく温室効果ガス排出削減目標です。当社は2018年、世界の平均気温の上昇を産業革命以前と比べて2℃より十分低く保つ水準に設定した当時のスコープ1+スコープ2のCO2削減目標について、SBTの認定を取得しています。今回のSBT認定は、2050年のCO2排出実質ゼロの達成に向け新たに設定したスコープ1+スコープ2の短期目標、全スコープの長期目標について、世界の平均気温の上昇を産業革命以前と比べて1.5℃に抑える水準であることを証明するものです。
当社グループは、2050年の実質排出ゼロの達成に向けて各種施策を推進し、脱炭素社会の実現に寄与していく考えです。
- ※1:Scienced Based Targets initiative
世界自然保護基金(WWF)、CDP(旧Carbon Disclosure Project)、世界資源研究所(WRI)、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアティブ。傘下のSBTi Servicesが、SBTiが定めた基準に基づき、企業から申請されたCO2削減目標のSBT認定可否審査を行う。
SBT認定を取得した清水建設グループのCO2削減目標
| 最終目標 | 2050年度までに、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量のネットゼロを達成。 |
|---|---|
| 短期目標 | <スコープ1+スコープ2> 2023年度を基準年として、2034年度までに、温室効果ガス排出量を58.8%削減。 <スコープ3> 2023年度を基準年として、2034年度までに、購入した製品およびサービス、販売した製品の使用による温室効果ガス排出量を35.0%削減。 |
| 長期目標 | <スコープ1+スコープ2> 2023年度を基準年として、2050年度までに、温室効果ガス排出量を90%削減(※)。 <スコープ3> 2023年度を基準年として、2050年度までに、購入した製品およびサービス、販売した製品の使用による温室効果ガス排出量を90%削減(※)。 |
- ※目標は90%削減であるが、残余排出量をCDR(Carbon Dioxide Removal、二酸化炭素除去)技術などで中和予定。
以上
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