2025.08.01
清水建設(株) <社長 新村達也>は、建設産業全体の技術の底上げに寄与するため、自社で特許を保有する200件超の建設関連技術を社外に開放し、低額の費用で実施許諾を付与する取り組みを開始します。開放対象の特許技術は、8月1日からコーポレートサイト上で公開し、想定ライセンシーの事業形態別に分類したうえで特許項目、実施許諾条件(年間実施料)等を掲示します。当社は、本取り組みを通じて特許技術の相互利用を建設業界に促し、技術開発への重複投資の抑制、効率的かつ先進的な技術開発の促進に寄与していく考えです。
建設業界ではこれまで、受注競争戦略の一環として各社が独自に建設技術の開発に取り組み、開発成果を競ってきました。その結果、同種の技術開発に各社が重複して投資を行うことになり、建設産業全体の生産性という面で非効率な状況に陥っています。特許技術の相互利用が広がれば、不必要な技術開発投資を抑制でき、その分、限られた開発リソースを業界全体でより有効に活用することが可能になります。
当社の保有特許は現在、2,000件を超えています。建設産業の持続的発展に寄与するため、今後、開放特許の対象を順次拡張し、最終的に、保有特許の半数近くを開放していく予定です。
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