施工系従業員1,000名超が公的資格「建築物石綿含有建材調査者」を取得

~解体・改修工事に必須のアスベスト事前調査への対応力を強化~

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2023.12.22

清水建設(株)は、解体・改修工事の施工体制の強化策として、建築物の解体・改修作業前に義務付けられている石綿(アスベスト)含有建材調査の実施資格者「建築物石綿含有建材調査者」を社内で養成する取り組みを進めています。その具体策として、2021年10月から従業員を対象とした資格認定講習会を継続的に開催してきたなか、受講修了者が1,000名を超え、11月末時点で、施工系従業員の約15%に当たる1,063名が当該資格を取得しました。

建築物に使用された石綿に起因する健康被害を防止するため、2020年より労働安全衛生法に基づく石綿障害予防規則と大気汚染防止法が段階的に改正され、21年4月から、全ての解体・改修工事の施工者に対し、当該建築物に使用されている石綿含有建材の事前調査が義務づけられました。また、23年10月から、公的資格「建築物石綿含有建材調査者」の取得を調査実施者の要件とする新制度がスタートしています。

当社は、こうしたアスベスト関連法規制の強化を受け、これまで専門会社に委託してきた当該調査業務の内製化に着手。従業員による「建築物石綿含有建材調査者」資格の取得を推進するため、資格認定講習の実施機関である一般財団法人日本環境衛生センターの全面協力の下、約2年にわたり計18回の団体講習会を社内で実施してきました。

当社は引き続き従業員による当該資格の取得を推進し、ニーズの増加が見込まれる建築物の解体・改修工事への対応力を強化していく考えです。

以上

≪参 考≫

団体講習会の様子

団体講習会の様子

一般財団法人日本環境衛生センター 概要

代表者 理事長 南川 秀樹
総局所在地 神奈川県川崎市川崎区四谷上町10-6
創立 1954年(昭和29年)
事業概要 生活環境及び地球環境の保全並びに生活衛生の確保に関する
調査研究、普及啓発、人材の育成及び技術的支援など

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