「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」のビル名称を決定

~多様な働き方に応える超環境配慮型オフィス「名古屋シミズ富国生命ビル」~

  • 不動産開発

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2023.06.30

清水建設株式会社
富国生命保険相互会社
清水総合開発株式会社

清水建設株式会社(社長 井上和幸)、富国生命保険相互会社(社長 米山好映)、清水総合開発株式会社(社長 四元浩成)の3社は、名古屋市内で進めているオフィスビル開発プロジェクト「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」のビル名称を「名古屋シミズ富国生命ビル」に決定しました。

本計画は、旧名古屋フコク生命ビル跡地と清水建設グループ所有地で構成する約4,820m2の敷地に、延床面積約47,500m2、16階建てマルチテナント型オフィスビルを開発するものです。2021年10月に着工し、現在、12階躯体工事、8階内装工事等を進めているところです。竣工は、富国生命の創業100周年度に当たる2024年3月を予定しています。

外観正面(イメージパース)
外観正面(イメージパース)

開発コンセプト

本計画では、「多様な働き方に応える超環境配慮型オフィス」を開発コンセプトに掲げ、ニューノーマル時代の働き方を見据えたワークプレイスの創出や省エネ・創エネの促進に取り組みました。環境性能については、基準一次エネルギー消費量比50%以上のエネルギー削減を実現し、東海三県の大規模マルチテナント型オフィスビルで初となる「ZEB Ready」認証を取得する予定です。併せて、非常用発電設備・防災備蓄倉庫等のBCP対応、基礎免振構造採用による高い安全性の実現、また新空調システムの導入等による感染症対策にも注力しています。

こうした先進的な取り組みが評価され、本計画は、国土交通省が選定・支援する「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に採択されています。併せて、ビルの使用電力を再生可能エネルギー由来の電力の購入により賄うことも検討しており、ビル全体としてCO2排出量の「ネットゼロ」を目指していきます。

計画建物の特徴

外観は、名古屋旧来の碁盤割の街並みを表現し、縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化した、端正なフォルムとしています。

1階から3階は完全自走式の駐車場(210台)としており、自動車を主たる移動手段とするテナント企業の円滑な事業活動をサポートします。

基準階専有部の面積は、名古屋市内で最大級となる約2,360m2(約714坪)を予定しており、レイアウトや用途の変更にもフレキシブルに対応できる無柱空間を提供します。その他、温熱環境をきめ細やかに調整できる空調システムや、親自然的な執務空間、館内アプリで予約可能な大小様々の共用会議室やコワーキングスペースを提供し、多様化する働き方に対応します。

省CO2と健康・快適性を両立する新空調システム

空調・照明のユニットを3.6m×3.6mの小モジュールで構成します。空調については、天井内冷却式放射空調装置により天井内に冷気を溜め、天井面の放射効果とファン付き吹出口からの冷風により室内温度を調整し、負荷の大小に合わせて運転を最適化すること等により省CO2を実現します。また、専有部には床吹き出し換気システムを採用し、居住域に近い箇所から新鮮な外気を供給することで、換気効率の向上を図ります。

新空調システムイメージ
新空調システムイメージ

共用部の仕様

基準階の各階に、吹き抜け空間に面した共用会議室、外部共用バルコニーと連続するリフレッシュスペースを設置し、入居者の皆さまに快適さを提供します。

エントランスでは地産木材を用いた連続壁が人々を迎え入れ、その内外に訪問前のミーティング等に利用できるタッチダウンスペースを設けます。

また、豊かな緑に囲まれた開放的なピロティには、キッチンカーの導入を予定しており、地域の賑わい創出にも貢献します。

基準階共用部、1階ピロティ(イメージパース)
基準階共用部、1階ピロティ(イメージパース)

最上階のテナント専用ラウンジには、多数のオフィスデザインを手掛ける三井デザインテック株式会社の協力の下、ワーカーのサードプレイスとしての魅力と実用性を兼ね備えたレイアウトを導入します。多様なワークスペースやハイグレード会議室を設置する他、リモート会議用ブースの導入、無人コンビニエンスストアの入居も予定しており、入居者の皆さまの高い利便性を実現します。

また、創エネルギーの一環として、最先端のテクノロジーを取り入れたハンガリーのスタートアップ企業「Platio社」のソーラー舗装パネルを屋上テラスの一部に導入することを検討しています。

最上階ラウンジ、テラス(イメージパース)
最上階ラウンジ、テラス(イメージパース)

本ビルは、これらの共用部の仕様や立地特性等が高く評価され、多数のテナントの入居が決まっています。また、清水建設名古屋支店、富国生命名古屋支社、清水総合開発東海事業部・名古屋営業所も本ビルへの移転を予定しており、「名古屋シミズ富国生命ビル」は、清水建設グループと富国生命の中部地方における中核的な事業拠点となります。

「名古屋シミズ富国生命ビル」計画概要

計 画 地 愛知県名古屋市中区丸の内一丁目16番
敷地面積 約4,820m2
延床面積 約47,500m2(基準階専有部面積:約2,360m2
用  途 事務所、駐車場
規  模 地上16階
構  造 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、基礎免震
事 業 主 清水建設株式会社、富国生命保険相互会社、清水総合開発株式会社
設計施工 清水建設株式会社
工  期 2021年10月~2024年3月

周辺地図

周辺地図

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