自社開発の物流施設「エスロジ福岡空港」が竣工

~西日本鉄道が一括賃借し、国際物流拠点として運営~

  • 不動産開発

2022.08.30

清水建設(株)<社長 井上和幸>が、投資開発事業の一環として、約30億円を投じ、福岡空港に近接する当社所有地(福岡市博多区東那珂2-1-51)で開発を進めてきた物流施設「S.LOGi(エスロジ)福岡空港」がこのほど完成し、本日竣工式を執り行います。当施設は、西日本鉄道(株)が一括賃借し、九州とアジアを結ぶ国際物流の中枢拠点「福岡ロジスティクスセンター」として9月1日から運営を開始します。

エスロジ福岡空港の建設地は、福岡空港の貨物地区から約850m、福岡都市高速環状線・半道橋インターチェンジから約500m、福岡港からも7km圏内に位置する物流好適地です。特に、航空フォワーダー(航空貨物輸送事業者)の物流拠点として絶好のロケーションを備えていることから、当社は、フォワーダー企業部門で国内大手の一角を占める西日本鉄道(株)への一括賃貸を前提に、一定の施設汎用性を確保しながら、同社の希望条件に沿ったBTS型物流倉庫の開発を進めてきました。

エスロジ福岡空港は、地上4階、延床面積11,558m2の物流施設で、倉庫スペースは1フロアあたり最大約2,500m2を確保できます。各階の有効高さは5.5m、床荷重は1階で2.0t/m2、2~4階で1.5t/m2を確保しており、40ftトレーラーに対応した高床バースも設置しています。また、航空貨物輸送のニーズに対応するため、3階のフロア半分に生鮮類等をストックできる温度帯管理機能を設けています。

当社は2007年からS.LOGiシリーズと銘打ち、テナント企業のニーズへ柔軟に対応できる「汎用性」と「可変性」を重視した物流施設の賃貸事業を首都圏中心に展開しています。これまで圏央道と外環自動車道沿いの5カ所に7棟、計30万m2近くの物流施設の開発を手掛け、保有物件はいずれも満床で稼働しています。当社は引き続き、開発・設計・施工・運営管理に一気通貫して対応できる総合建設会社としての強みを生かし、首都圏、中部圏、関西圏、福岡圏を中心に、テナント企業に新たな価値を提供する物流施設の開発を進めていく考えです。

以上

≪参 考≫

S.LOGI福岡空港の建築概要

建設地 福岡県福岡市博多区東那珂二丁目1番51号
規模 敷地面積5,575m2、延床面積11,558m2、地上4階
構造 鉄筋コンクリート(柱)・鉄骨(梁)ハイブリッド構造(RCSS造)、一部鉄骨造
用途 物流倉庫、事務所、駐車場
工期 2021年6月~2022年8月
設計・施工 清水建設(株)
S.LOGI福岡空港

ニュースリリースに記載している情報は、発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、お問い合わせください。