2021.05.17
清水建設(株)<社長 井上和幸>は、建設事業におけるCO2排出削減を目的に、現在、全国の12工事現場でグリーン電力を導入しており、昨年度1年間のグリーン電力使用量は3.1GWhに達しました。このCO2削減効果は約1,500tとなり、スギ林の年間CO2吸収量(8.8t/ha)に換算すると約170ha分、一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約550世帯(2.72t/世帯)分に相当します。
グリーン電力は、当社が昨年7月に出資したネクストエナジー・アンド・リソース(株)<伊藤敦社長、本社:長野県駒ヶ根市>からグリーン電力証書を購入することで調達しました。同社は、再生可能エネルギー発電所で発電された電力に含まれる「環境価値(CO2フリー)」を証書化しています。購入者は証書に記された電力量を使用電力に充当することで、再生可能エネルギーを使用したと見なされる仕組みになっています。
当社は、環境省が認定するエコ・ファースト企業として、2018年8月に「新たな構工法の開発やグリーン調達を推進すると共に、建設作業所で使用する重機・車両・機器の低燃費化を促進し、施工時の発生CO2を1990年度比で、2030年度に60%、2050年度に80%削減する」と宣言しています。これに伴い、2020年4月から工事現場へのグリーン電力の導入を進めており、今年度中に導入現場が2現場増えて14現場となります。
当社は引き続き、工事現場へのグリーン電力の導入を推進し、当社事業にかかわるCO2排出量を着実に削減することで、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」に掲げたサステナブルな社会の実現に寄与していく考えです。
以上
≪参 考≫
グリーン電力
再生可能エネルギー(風力・太陽光・バイオマス・地熱・水力など)による発電。「グリーン電力証書」とは、それらの再生可能エネルギーによって発電された電力の電気以外の価値、すなわち省エネルギー(化石燃料削減)・CO2排出削減などの価値(グリーン電力環境価値)を証書という形で具体化することで、企業などが自主的な省エネルギー・環境対策のひとつとして利用できるようにするシステム。
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