Shimz DDEの構造検討機能を強化

~構造解析ソフトとのデータ連携により設計提案力が向上~

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2021.04.14

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのほど、コンピュテーショナルデザインの社内プラットフォーム「Shimz DDE」の基盤である3DモデリングソフトRhinoceros®と国内で広く活用されている構造解析ソフト「SNAP」のデータ連携プログラムを開発、今後一般公開を予定しています。このデータ連携により、設計の上流段階からコンピュテーショナルデザインと構造解析とのシームレスなデータ連携が可能になり、構造品質と設計提案力の一層の向上が期待されます。

SNAPは、高度な解析性能と汎用性を兼ね備えた任意形状構造解析ソフトとして国内でデファクトスタンダード化していますが、Rhinocerosの3Dモデルの構造検討に用いるには高度なノウハウが求められます。このため、Shimz DDEとSNAPについても、スピーディなデータ連携を可能にするプログラムの開発が求められていました。

そこで当社は、Rhinocerosとの親和性が高く、異なる複数のソフト間で双方向データ連携を媒介するクラウドツール「KONSTRU」に着目。Rhinoceros とSNAPを連携させる有力な手段として検証を進めてきました。この結果、RhinocerosからKONSTRUへアップロードされる3Dモデルのデータとその解析条件をSNAPがダウンロードできるプログラムの開発に成功。このプログラムをKONSTRUに内包することで、SNAPの解析データをRhinocerosへ反映する逆方向の連携も含め、両ソフトを手軽に、かつスピーディにデータ連携させることが可能になりました。

コンピュテーショナルデザインやBIMの普及に不可欠な各種設計ソフト間のデータ連携は建設業界共通の課題であり、その解決には使いやすくユーザー負担の少ない連携手法が求められます。当社は、「デジタルゼネコン」のトップランナーとして建築設計のDXを牽引すべく、今回の開発成果を1年後を目途に一般公開する予定です。また、社内的にはShimz DDEとShimz One BIMとのデータ連携についてもKONSTRUを活用して進化させ、引き続き生産性の向上に取り組みます。

なお、今回の一連の開発には、コンピュテーショナルデザイン分野の世界的リーダーでKONSTRU開発元である米国Thornton Tomasetti社のR&DチームCORE Studio、SNAP開発元の(株)構造システム、KONSTRU国内正規販売代理店の(株)アルゴリズムデザインラボの協力を得ています。

RhinocerosはRobert McNeel & Associatesの登録商標

以上

≪参 考≫

Shimz DDEとSNAPのデータ連携のイメージ

Shimz DDEとSNAPのデータ連携のイメージ

Shimz One BIM(設計施工連携BIM)

設計BIMデータを施工から製作(発注)、運用に至る段階まで連携させることで、業務の効率化「無駄なく、速く」を実現する、Revitをベースにしたシステム。

参考サイト

  1. KONSTRU日本国内オフィシャルサイト:https://konstru.jp/
  2. Thornton Tomasetti CORE Studio:http://core.thorntontomasetti.com/
  3. (株)構造システム SNAP:https://www.kozo.co.jp/program/kozo/snap/index.html
  4. (株)アルゴリズムデザインラボ:https://algo.co.jp/

Thornton Tomasetti社とKONSTRU社から寄せられたコメント

清水建設(株)との協業を通じて、同社がコンピュテーショナルデザイン分野における日本のリーダー的な存在になるよう支援します。

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