都市デジタルツインの実装に向けたデータプラットフォームを整備

~2社による協業プロジェクトが始動~

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  • 建築

2020.10.15

清水建設株式会社
オートデスク株式会社

清水建設株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:井上 和幸)とオートデスク株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:織田 浩義)は、スマートシティのキーとなる都市デジタルツインの社会実装に向け、その基盤・データプラットフォームを整備する協業プロジェクトを始動させます。

都市デジタルツインとは、フィジカル(現実)空間とサイバー(仮想)空間の双方に建物と街を構築し同期させることを意味します。フィジカル空間でセンシングしたリアルタイムデータをサイバー空間でシミュレーションし、実空間にフィードバックしアップデートすることで、よりQOLの高い街づくりが可能になります。

協業の第一弾は、清水建設の不動産開発案件である豊洲6丁目プロジェクトの周辺エリアを対象とする都市デジタルツインの構築です。BIM活用や建物・都市のスマート化に取り組む建設会社の知見と建設ICT企業の先進的なテクノロジーを融合し、国内で初めてオートデスクのクラウドサービスを活用した都市デジタルツインのデータプラットフォームを整備します。清水建設はそのプラットフォーム上に建物・インフラのBIM・CIMモデル、広域地形モデル、シミュレーションデータを統合した豊洲6丁目プロジェクトのサイバー空間を構築し、人流・物流・交通・防災機能の最適化を図る課題解決型のスマートシティ事業を推進します。

清水建設は今後、データプラットフォームとそのオープンな開発環境をスタートアップ企業等に提供するとともに、豊洲エリアにおけるスマートシティ化のノウハウを全国の都市開発提案に展開することで、ビジネスチャンスを拡大します。さらには、企画設計段階の各種シミュレーションや施工段階のプロジェクト管理、竣工後の運営管理にも「都市デジタルツイン」のプラットフォームを活用し、デジタルゼネコンのトップランナーを目指します。

また、オートデスクは、情報やクラウド、モバイル、ビッグデータなどのプラットフォームテクノロジーや IoT を、製造、建築・土木、メディア&エンターテインメント業界など、広範囲に及ぶ分野の企業や組織・ビジネスモデルと組み合わせ、事業拡大のための新たな手法の創造、プロセスや業界の動きを変革する新しいビジネスデザインを支援します。

ゼネコンの持つノウハウを生かして、「リアル空間」のみならず、ICTを使ってインフラを含む「デジタル空間」を創造する組織。

以上

≪参 考≫

清水建設株式会社 概要

社長 井上 和幸
設立 1937年8月24日(創業1804年)
本社 東京都中央区京橋2-16-1

オートデスク株式会社 概要

社長 織田 浩義
設立 1985年4月1日
本社 東京都中央区晴海 1-8-10
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワー X 24F

仮称)豊洲六丁目4-2・3街区プロジェクトの計画概要

所在地 東京都江東区豊洲六丁目4番
オフィス棟(4-2街区) ホテル棟(4-3街区)
敷地面積 約16,110m2 約 8,340m2
用途 オフィス、店舗、駐車場、交通広場 ホテル、店舗、駐車場
構造・規模 鉄骨造(免震構造)
地上12階、塔屋1階
鉄骨造
地上14階、塔屋1階
延床面積 約89,100m2 約32,300m2
事業主 清水建設株式会社
設計施工 清水建設株式会社
工期 2019年4月~2021年8月

都市デジタルツインプラットフォーム

都市デジタルツインプラットフォーム

都市デジタルツイン

都市デジタルツイン

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