2020.06.10
清水建設(株)<社長 井上和幸>は、夏場の熱中症リスクの低減と新型コロナウイルスの感染症対策の両立を目的に、全国の建設現場に「マウスシールド」を配備します。第一弾として、5月末までに3万1000個を調達し、順次、現場への配付を進めています。
当社は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、手洗い・手指の消毒の励行、三密の回避、現場内の消毒徹底などとともに、現場作業時のマスク着用をルール化しています。しかし、夏場のマスク着用は熱中症のリスクを高める懸念があり、熱中症予防と両立できる飛沫感染対策が求められています。
マウスシールドは、顎に装着するプラスチックパッドに、口の周りを覆う透明なプラスチックフィルムを定着させたもので、着用者が息苦しさを感じることなく唾液の飛散を防止できます。ヘルメットを着用したままでも使用できることから、主に現場(屋外)で施工管理にあたる当社社員や作業員に着用してもらいます。屋外は3密がなく、適切なフィジカル・ディスタンスを保ちながらコミュニケーションを図ることができるので、口を覆うマウスシールドでも十分な唾液の飛沫防止効果を発揮します。
当社は、マウスシールドとともに冷感マスクの調達も進め、現場の個々の条件に適したマスク類の着用を推奨し、熱中症リスクを低減しつつコロナウイルスの感染拡大防止を図る考えです。併せて、感染拡大防止に役立つ設備を一層充実させ、社員ならびに作業員の安全確保に努めます。
以上
≪参 考≫
マウスシールドの現場への展開条件
- 現場で一般的なマスクの代用品を使用する場合、手洗い、手指の消毒をはじめ3密の回避、共有物の消毒などを徹底することが条件となります。
- マウスシールドに替えて、冷感マスクを着用する場合、1時間ごとの休息などの熱中症対策の実施が条件となります。
マウスシールドの着用状況
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