未来のオフィス空間づくりに向けた協創プロジェクトに参画

~実証オフィス「point 0 marunouchi」で働き方の評価技術を検証~

  • 建築

2020.01.27

清水建設株式会社<社長 井上和幸>は、株式会社point 0(ポイントゼロ)<代表取締役 石原隆広>が運営する会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」(東京都千代田区)における、未来のオフィス空間づくりに向けた実証実験プロジェクトに参画します。今後、実際にオフィスで働く人の動きや生体情報、設置機器等の運転データを収集・分析し、空間コンテンツの高度化や新しいサービスの創出に取り組みます。

point 0 marunouchiは、空間データの協創プラットフォーム「CRESNECT(クレスネクト)(※1)」の第1弾プロジェクトである「未来のオフィス空間」の実証の場として開設されたコワーキングスペースです。多種多様なパートナー企業(※2)によって、喫緊の社会課題の一つである「働き方改革」をテーマに、理想のオフィス空間の実現を目指して様々な空間コンテンツの実証実験が行われています。

当社は本プロジェクトにおいて、オフィス内のコミュニケーションやワークスタイルの現状評価手法の検証を進める計画です。具体的には、人の位置データや空間の音圧データ等から、組織間の近接度やオフィス利用者の働き方を評価・分析する技術の実証実験に取り組みます。このほか、オープン空間での打ち合わせの声を周囲に広がりにくくする音制御システムなど、音環境の改善技術の検証にも着手する予定です。

  1. ダイキン工業株式会社が開設したオープンデータプラットフォーム。空調機から得られるさまざまなデータや、各パートナー企業が持つデータやノウハウを蓄積し、活用しながら、空間にまつわる新たな価値やサービスを創出する。
  2. アサヒビール株式会社、株式会社オカムラ、清水建設株式会社、セイコーエプソン株式会社、ダイキン工業株式会社、株式会社丹青社、TOA株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、TOTO株式会社、野村不動産ホールディングス株式会社、パナソニック株式会社、株式会社MyCity、モンデリーズ・ジャパン株式会社、ライオン株式会社 等(五十音順)

≪参 考≫

「point 0 marunouchi」における実証実験について

実際に人が働くオフィス空間を活用して、オフィスでの動線や仕事中の姿勢、室内の温湿度や内装のデザイン、照明・音・香り、アルコールも含めた飲食など、様々な要素が働く人に及ぼす効率性や創造性、健康への影響を収集・分析。ワークスペースの利用者のフィードバック情報も活用し、効果を検証しながら空間コンテンツの高度化を図ります。また、これらの空間コンテンツを通じて、働く人の快適性やウェルネスが重要な評価ポイントとなるオフィス空間の認証制度「WELL Building Standard」のコワーキングスペースでの国内初の獲得も目指しています。

以上

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