「LCV事業本部」を新設

~施設・インフラの新たな価値を創造・提供~

  • 経営

2017.09.29

清水建設(株)<社長 井上和幸>は10月1日付で、「中期経営方針2014」で重点事業に掲げているストックマネジメント・サステナビリティ事業領域における安定的な収益基盤の確立に向けて、竣工後の施設運営管理サービスを提供するBSP(Building Service Provider)機能、インフラ運営機能、エネルギー運営機能を集約した事業本部「LCV事業本部」を新設します。LCVとは、施設・インフラのライフサイクルにわたり、その価値を最大化するためにレベルの高い技術やサービスを提供することを意味する事業コンセプトです。

PM・FM・BMをはじめ、建物のライフサイクルにわたる運営サービス分野には大きな潜在需要があります。また、土木インフラのメンテナンス、地方自治体等のアセットマネジメント、PPP・コンセッションといったインフラ運営分野、再生可能エネルギーを利用した発電・売電といったエネルギー運営分野についても、今後は事業機会の増大が予想されます。当社は、こうした建設市場の事業領域と質の変化を、LCVのコンセプトを事業化する機会の到来と捉え、LCV事業本部の設置を機関決定しました。

LCV事業本部では、施設運営管理サービスやリニューアルによるバリューアップ提案等をトータルで提供するBSP事業をはじめ、公共資産マネジメント事業や空港・水力発電等のPPP・コンセッション事業、再生可能エネルギー発電事業や低炭素型電力小売事業等、施設・インフラの新たな価値を創造・提供する事業を幅広く展開します。事業本部の傘下には、「BSP」「インフラ運営」「エネルギー運営」の三つの事業部、ソリューション営業部、企画管理部を設けます。3事業部は連携し、ICTやIoT、AIを活用しながら、省エネ・脱炭素化や防災・減災、執務・居住環境の向上など多様化・高度化するお客様・社会のニーズに対して、事業参画・投資も含めた包括的なサービス・ソリューションを提供します。

なお、LCV事業本部の新設に伴い、現行の「ecoBCP事業推進室」、「新事業推進室」、建築総本部の「設備・BLC本部ビルライフケアセンター」、「医療PFI事業推進部」は、その機能を同事業本部に移管・統合します。

LCV:Life Cycle Valuation(ライフサイクル・バリュエーション)の略

以上

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