全社一斉にBCP訓練を実施

~地域ごとに大規模地震の発生を想定~

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2017.03.10

清水建設(株)<社長 井上和幸>は本日、全社一斉にBCP訓練を実施しました。今回は地域単位の訓練とし、それぞれの支店地域において、大規模地震により拠点が一時的に機能不全に陥り、かつ拠点への震災対策要員の参集が困難な状況を想定して訓練のシナリオを練りました。

役員・従業員ならびに、関係会社従業員、顧客企業、取引業者の関係者など、訓練に参加した約15,000人は、初動訓練として家族を含む安否確認・報告、得意先施設や自社施設、作業所の被災情報収集等に取り組み、地震時の各自の役割や連携体制を確認しました。また、顧客企業と共同で復旧訓練を行い、相互連携体制の確認をしました。

首都圏地域では、東京支店、横浜支店、千葉支店、土木東京支店、技術研究所、エンジニアリング事業本部、投資開発本部、関東支店が訓練に参加。就業時間外の午前7時に東京湾北部を震源とする最大震度6強の首都直下地震が発生し、主要鉄道各線運行休止、環七内の道路一般車両の通行が規制され、幹部や震災対策要員が出社困難な状況を想定して、訓練を実施しました。

実際の訓練では、出社した従業員が幹部の指示なしに、予め決められた手順に従い自律的に震災対応を展開。本社に出社できない幹部は自宅近傍の支店(横浜、千葉、関東)に参集し、BCP-WebシステムやTV会議により本社参集者との情報共有に取り組みました。TV会議では、地震発生2時間後、1日後、3日後を想定し、状況に応じた震災対策態勢を確認しました。

BCP-Webシステム(災害時情報共有システム)
初期対応に必要なすべての情報処理をWeb上で行うことを目的に開発。入力内容が自動的に定型化処理され、リアルタイムで部門横断の情報共有が可能なことから、広域災害の対応に有効。

以上

震災対策総本部の様子

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