シリコンバレーのベンチャー・キャピタル・ファンドに出資

~ドレーパー・ネクサス・テクノロジー・パートナーズ Ⅱ,LP ~

  • 経営

2016.11.22

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのほど、グローバル、サステナビリティ、ストックマネジメントの重点三事業の成長に加え、建設事業の進化を加速・拡充することを目的に、米国シリコンバレーを拠点とするベンチャー・キャピタル・ファンド「Draper Nexus Technology Partners Ⅱ,LP」に出資しました。

同ファンドの主な投資領域は、IoT、AI、ロボット等の先端技術、クリーンエネンルギーや先端素材、ヘルスケア等の技術領域を中心とした、主にBtoBビジネスを展開する米国のベンチャー企業です。当社は今回の出資を機に、革新的先端技術や新たなビジネスモデルに関する情報の早期取得、ファンドの投資先となるベンチャー企業への共同投資やアライアンスの組成によって技術革新を推進し、建設事業の進化に努めます。また、当社からシリコンバレーに社員を駐在させ、米国ベンチャー企業のポテンシャルを適確に評価できる人材を育成するとともに、かつ新規事業創出のためのオープンイノベーションを米国で展開していく考えです。

なお、当社は2015年10月、次世代に向けた経営課題・戦略に関する調査・研究を推進する組織として「次世代リサーチセンター」を設置。海洋未来都市の推進やサイバーセキュリティ問題に加え、ベンチャー・キャピタル・ファンドやベンチャー企業への出資、支援、アライアンスの組成等も当センターが所管しています。すでに、日本国内において(株)ユーグレナ等が中心になって組成したベンチャー・キャピタル・ファンド「リアルテックファンド」に出資しており、今回の出資が第二弾となります。リアルテックファンドは、大学発のものづくりを中心とした次世代革新的先端技術を開発する有望な研究開発型ベンチャー企業の発掘・育成を目的にしています。

以上

≪参 考≫

Draper Nexus Technology Partners Ⅱ,LPは、米国のトップ・ベンチャー・キャピタリストであるTimothy Draper氏が率い、世界8ヶ国でベンチャー・キャピタルを展開する「Draper Network」の1社「Draper Nexus Ventures」が組成したもの。ファンド規模は127百万ドル(約131億円)シリコンバレーを拠点に日米でアーリーステージ投資に取り組んでいる。ファンド設立は2014年9月。所在地は米国カリフォルニア州サンマテオ。

ニュースリリースに記載している情報は、発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、お問い合わせください。