ダイバーシティ推進方針
清水建設は、従業員一人ひとりの多様な個性を活かし、能力を最大限に発揮できるようダイバーシティの推進に取り組みます。
- 性別・障がい・国籍・年令・性的指向・性自認等のさまざまな背景からなる多様な価値観・考え方・スキルを有する従業員が、能力と特性を最大限に発揮し、活き活きと活躍できる企業の実現
- ワークライフバランス(仕事と生活との調和)を推進し、働きやすい職場環境の実現
清水建設はダイバーシティの推進により、経営環境の変化に対応して企業価値を高め、業績の向上を目指します。
トップメッセージ
お客様の期待を超える価値の提供により、顧客満足度の向上を図ることが当社グループの使命です。
その活動の基盤として、人権尊重の徹底や働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、地域社会との共生などに取り組んでいます。
(中略)
ダイバーシティ&インクルージョンを積極的に推進することにより、建設産業に関わるすべての人々の幸福度向上にも寄与してまいります。
(コーポレートレポート 2021年版より抜粋)
清水建設株式会社
取締役社長 井上 和幸
「えるぼし」認定を取得
2018年12月に「えるぼし」の認定段階2(2つ星)を取得しました。
「えるぼし」は、女性活躍推進法に基づいて、企業が一般事業主行動計画を策定・届出を行い、女性の活躍推進に関する取組の実施状況が優良な企業については、申請により厚生労働大臣の認定を受けることができるものです。
「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定
平成28年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)に弊社が選定されました。この「新・ダイバーシティ経営企業100選」とは、経済産業省が主催しダイバーシティ推進を経営成果に結び付けている企業の先進的な取り組みを表彰するものです。
平成28年度は弊社を含む31社が選定されました。
「なでしこ銘柄」に選定
平成28年度「なでしこ銘柄」に弊社が選定されました。この「なでしこ銘柄」とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家に、魅力ある銘柄として紹介するものです。
平成28年度は弊社を含む47社が選定されました。
「PRIDE指標」でシルバーを受賞
「PRIDE指標2023」で、シルバーを受賞しました。2017年にゼネコンで初となるブロンズの受賞、翌2018年から6年連続でシルバーの受賞となります。
この「PRIDE指標」とは、一般社団法人 work with Prideが2016年に日本で初めて策定したもので、企業のLGBTなどの性的マイノリティに関する取り組みの評価指標です。
2023年度は弊社を含む397企業・団体が受賞しました。
主なダイバーシティ推進施策
これまで実施されてきた主な取り組みには、以下のようなものがあります。
2023年度 | |
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2022年度 | |
2021年度 | |
2020年度 | |
2019年度 | |
2018年度 | |
2014年度 |
2023年度
ダイバーシティ・マネジメント講演会2023を開催
ダイバーシティフォーラム2023を開催
2022年度
ダイバーシティフォーラム2022を開催
2021年度
ダイバーシティフォーラム2021を開催
2020年度
男性の育児休職取得推進 動画eラーニングを公開
全従業員向けに2020年12月に男性の育児休職取得推進の動画eラーニングを公開しました。
このeラーニングは、「育児休職に入る前」と「育児休職中」、「復職後」の3部構成になっています。動画内のケーススタディを通して、取得者本人や上司、同僚など、それぞれの立場で考えることにより、男性も育児休職を取得しやすい職場環境を目指します。
全従業員向けeラーニング「男性の育児休職取得推進について」を実施
2020年7月に、「男性の育児休職取得推進について」のeラーニングを全従業員向けに公開しました。この講座で、育児休職の背景や制度の理解を深め、休職中や復職後の過ごし方について考えることで、ワークライフバランスや生産性の向上につながることを目的としています。2017年7月に「男性の育児休職について」のeラーニングを公開し、従業員の育児休職への意識が高まってきていることから、2回目の実施をしました。
清水建設は、今後も仕事と育児の両立をフォローし、働きやすい会社を目指していきます。
2019年度
ダイバーシティフォーラム2019を開催
2019年12月6日、第2回目となるダイバーシティフォーラム2019を大阪で開催。今回のフォーラムは「『ダイバーシティ&インクルージョン』を再考する」をテーマとし、約300名が参加しました。
フォーラム前半の基調講演では、株式会社堀場製作所理事の野崎治子氏より、「一人ひとりの個を活かす~違いをチカラに~」と題し、同社でのダイバーシティの取り組みについてお話しいただきました。
後半のパネルディスカッションでは、野崎氏を引き続きアドバイザーとしてお迎えし、関西支店長と3名の従業員が、パネリストとして登壇しました。「世代・障がい・国籍・ジェンダーそれぞれのギャップと理解」について、『ダイバーシティ&インクルージョン』の実現に向けて私たちにできることは何かを考えました。
フォーラム後の懇親会へは、経営幹部も参加し、参加者同士の交流や意見交換が活発に行われました。
安全標識の多言語対応
建設現場で働く方の多国籍化に対応した、安全標識等の掲示を行っています。
8つの言語(日本語、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、タイ語、ポルトガル語)に翻訳された標識等は、社内イントラネットからダウンロード可能となっており、現場での安全衛生対策に活用されています。
礼拝室(プレイヤールーム)を設置
2019年11月、本社に礼拝室(プレイヤールーム)を設置しました。礼拝室入り口には、ピクトグラムを用いた案内表示を設けています。主にムスリムの方の利用を想定していますが、特定の宗教に限定せず、祈祷・瞑想等にも利用が可能です。
オールジェンダートイレを設置
2019年6月、本社1階および2階にオールジェンダートイレを設置しました。
性別を問わず「誰もが働きやすい職場環境づくり」を目指して整備に取り組んでいます。
2018年度
ダイバーシティフォーラム2018を開催
2018年12月7日、本社で「ダイバーシティフォーラム2018」を開催。従業員約250名が参加しました。2013年から毎年開催してきた「女性活躍推フォーラム」の名称を「ダイバーシティフォーラム」に変え、出席対象者も女性限定から全従業員に広げました。
テーマに「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」取り上げ、フォーラム前半では、アパショナータ社代表のパク・スックチャ氏からご講演をいただきました。続くフォーラム後半では、5人の当社従業員それぞれが向き合ってきたアンコンシャス・バイアスについてパネルディスカッションを行いました。
全従業員向けeラーニング「アンコンシャス・バイアスについて」を実施
2018年9月に、アンコンシャス・バイアスをテーマとしたeラーニングを全社員向けに公開しました。
ダイバーシティ推進の一環として、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)から起こりがちな行動に気づき、対処するための思考方法を学ぶことを目的とした講座で、2018年度中に約7000名が受講を完了しました。
2014年度
対談「多様な人財のさらなる活躍推進のために」
ウーマノミクスの提言者である、ゴールドマン・サックス証券 キャシー・松井副会長をお招きし、当社社長 宮本洋一との対談を行いました(2014年12月に実施)。