手代森トンネル






施工担当者から

盛岡の市街地南東部にそびえる鑪山(たたらやま)の裾野、北上川に臨む丘陵地に、全長2,625mの手代森トンネルが完成しました。盛岡側のトンネル掘削部約200mは、硬質の岩盤でありながら、土被り20~35mほどのなだらかな地形。直上には民家が点在しており、発破による振動・騒音を抑制するため、日本では採用例が極めて少ない高精度電子雷管を用いた制御発破を行いました。 周辺住民の方へは週ごとに発破時間を記したカレンダーを配布。また、深夜の発破は行わず、切土やトンネル掘削のズリの搬出では、ドライバーの教育を徹底するなど、影響を最小限にできるよう注意を払いました。
発注者 | 国土交通省東北地方整備局 |
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設計・監理 | 国土交通省東北地方整備局 |
工期 | 2014年3月~2018年3月 |
構造・規模 | 【トンネル工】 延長:2,625m 幅員:12m 内空断面積:94.9m2 【道路土工】 延長:260m 掘削:351,694m3 |
所在地 | 岩手県盛岡市 |

