手代森トンネル

  • 土木
  • トンネル
  • 岩手県
  • 2018年

施工担当者から

中島 賢

盛岡の市街地南東部にそびえる鑪山(たたらやま)の裾野、北上川に臨む丘陵地に、全長2,625mの手代森トンネルが完成しました。盛岡側のトンネル掘削部約200mは、硬質の岩盤でありながら、土被り20~35mほどのなだらかな地形。直上には民家が点在しており、発破による振動・騒音を抑制するため、日本では採用例が極めて少ない高精度電子雷管を用いた制御発破を行いました。 周辺住民の方へは週ごとに発破時間を記したカレンダーを配布。また、深夜の発破は行わず、切土やトンネル掘削のズリの搬出では、ドライバーの教育を徹底するなど、影響を最小限にできるよう注意を払いました。

発注者国土交通省東北地方整備局
設計・監理国土交通省東北地方整備局
工期2014年3月~2018年3月
構造・規模【トンネル工】
延長:2,625m
幅員:12m
内空断面積:94.9m2
【道路土工】
延長:260m
掘削:351,694m3
所在地岩手県盛岡市
35万m3の切土を行った盛岡側坑口の空撮
盛岡側坑口
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