共同印刷本社

  • 建築
  • オフィス
  • 東京都
  • 2022年

設計担当者から

水島 一彦

敷地内には、大正時代、昭和初期に当社の設計施工で建てられた建造物が複数ありました。新本社の外観は、その一つである特徴的なカーブを持つ旧1号館の形状を継承したもの。室内は柱のない大空間とし、分棟形式で部署間のつながりが希薄だったというお客様の課題を克服すべく、2~7階の中央に吹き抜けと階段を設け、働く人たちの姿が互いに見え、自由な往来を可能とする設計としています。地震時の事業継続に備えて免震構造を採用、また、地球環境への配慮として「ZEB Ready」認証を取得しました。

施工担当者から

渡辺 弘幸

文京区小石川の緑豊かで閑静な場所に、今年創業125周年を迎える共同印刷の新本社が完成しました。延床面積3万m2超の建物を25カ月で完成させるに当たり、現場内の物流動線確保のため3カ所の搬入口を設置したほか、鉄骨梁端部をRCで補強する当社の特許技術「シミズHy-ECOS構法」を採用。躯体工事のスピードを加速させました。建物のプランや詳細などをお客様が早い段階で決定してくださったことも、工程通りに進捗できた大きな要因でした。
原材料の高騰、半導体不足による照明器具の納期遅延など厳しい環境の中、満足のいく建物を引き渡すことができました。

発注者共同印刷株式会社
設計・監理清水建設株式会社
工期2020年3月〜2022年3月
構造・規模RC造、S造 7F-PH1
延床面積32,986m2
所在地東京都文京区
小石川の植物園前交差点からの全景
ホワイエ。2層分吹き抜けの曲面ガラスからは植物園前交差点を望める
旧建物の扉と電灯、印刷工程を模した外壁レリーフを1階ホワイエの石壁に再現
執務室をつなぐ2~7階の吹き抜けと階段
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