共同印刷本社










設計担当者から

敷地内には、大正時代、昭和初期に当社の設計施工で建てられた建造物が複数ありました。新本社の外観は、その一つである特徴的なカーブを持つ旧1号館の形状を継承したもの。室内は柱のない大空間とし、分棟形式で部署間のつながりが希薄だったというお客様の課題を克服すべく、2~7階の中央に吹き抜けと階段を設け、働く人たちの姿が互いに見え、自由な往来を可能とする設計としています。地震時の事業継続に備えて免震構造を採用、また、地球環境への配慮として「ZEB Ready」認証を取得しました。
施工担当者から

文京区小石川の緑豊かで閑静な場所に、今年創業125周年を迎える共同印刷の新本社が完成しました。延床面積3万m2超の建物を25カ月で完成させるに当たり、現場内の物流動線確保のため3カ所の搬入口を設置したほか、鉄骨梁端部をRCで補強する当社の特許技術「シミズHy-ECOS構法」を採用。躯体工事のスピードを加速させました。建物のプランや詳細などをお客様が早い段階で決定してくださったことも、工程通りに進捗できた大きな要因でした。
原材料の高騰、半導体不足による照明器具の納期遅延など厳しい環境の中、満足のいく建物を引き渡すことができました。
発注者 | 共同印刷株式会社 |
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設計・監理 | 清水建設株式会社 |
工期 | 2020年3月〜2022年3月 |
構造・規模 | RC造、S造 7F-PH1 |
延床面積 | 32,986m2 |
所在地 | 東京都文京区 |



