日比谷フォートタワー

  • 建築
  • オフィス
  • 東京都
  • 2021年

設計担当者から

古株 友徳

建設地は、江戸城の外掘だった場所で、大名屋敷と町人地との境界でもあり、現在も区境として街並みのスケール感の違いが明瞭に表れている場所です。千代田区側は高層ビル、港区側は中小規模ビルが密集しており、このスケール感の違いと、外掘による不整形な敷地形状に着目し、(がん)(こう)した多彩な表情を持つデザインが今回の建物の大きな特徴です。
1階には、2層吹き抜けのガレリアと名付けられた東西貫通通路を配置。隣接ビルとの地下接続も図るなど、街区の結節点としての役割も期待されています。

施工担当者から

梅山 英樹

地下2階、地上27階の「日比谷フォートタワー」、北側の隣接ビルとの地下接続通路の建設および周辺道路の拡幅整備を行った再開発工事が、このたび竣工しました。
地下工事施工中に埋蔵文化財が発見されました。そのエリアの工事が止まり、調査には4カ月の期間が。3カ月の工期延長を認めていただきましたが、シビアな工程管理が求められました。自動搬送ロボット「Robo-Carrier」による夜間搬送や手戻りを無くし、一つ一つの作業を洗練させることで生産性を向上。お約束通り引き渡すことができました。

発注者新橋田村町地区市街地再開発組合
基本設計株式会社日建設計
実施設計清水建設・日建設計 設計共同企業体
工事監理清水建設株式会社
工期2018年4月〜2021年6月
構造・規模SRC造、RC造、S造 B2-27F-PH1
延床面積105,609m2
所在地東京都港区
複数の仕上げのPCa板を組み合わせた低層部外観
1階シャトルエレベーターホール
2層吹き抜けのガレリア貫通通路。通路の両側には商業店舗を配置
11階スカイガーデン
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