平塚文化芸術ホール
設計担当者から
本プロジェクトは、旧東海道平塚宿の歴史ある場所に、文化芸術ホールと公園を一体的に整備するもの。「さまざまな『居場所』がちりばめられた集合体」「街とホールがグラウンドレベルでつながる」「平塚らしさ」のコンセプトの下、街につながるオンリーワンの施設づくりを目指しました。外観は、宿場町の軒や格子などをモチーフとしたデザイン、大ホール壁面は、「湘南ひらつか七夕まつり」の飾りを連想させる意匠としました。多くの関係者がベクトルを一つに合わせて協業し、知恵と情熱を結集させた施設が完成。当建物が、平塚市の文化芸術の創造拠点となるとともに、普段でも気軽に利用することができる「居場所」として、地域住民に愛される施設に育っていくことを願っています。
施工担当者から
平塚市の見附台公園跡地に「平塚文化芸術ホール」が完成しました。三層構造の客席と、大規模な吹き抜け空間が特徴的な大ホールの施工では、BIMを用いて、複雑な躯体形状のシミュレーションを徹底して行いました。工程管理にも注力し、4週8休の現場運営を実現。当社、お客様ともに経験が少ないDBO(Design Build Operate)方式※での工事でしたが、関係者と力を合わせ、無事に竣工を迎えることができうれしく思います。
これまでの劇場の施工ノウハウを生かすとともに、所員のものづくりに対する情熱を結集させ、満足のいく出来栄えの良い建物を造ることができました。
DBO(Design Build Operate)方式:公共が資金調達し、設計、建設、運営を民間に委託する事業方式
発注者 | 平塚市 |
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設計 | 清水建設・安井建築設計設計共同企業体 |
監理 | 株式会社安井建築設計事務所 |
工期 | 2019年10月〜2022年2月 |
構造・規模 | SRC造、RC造、S造 4F |
延床面積 | 8,414m2 |
所在地 | 神奈川県平塚市 |